2023年9月、写真家スティーブン・マイゼルとザラとの長きにわたる関係から、彼の個人的なスタイルの重要な要素を魅惑的な衣類やアクセサリーに落とし込んだメンズとウィメンズのコレクションを発表します。出発点はスティーブン・マイゼル自身です。
ジーンズやフーディ、オーバーコート、パーカ、トラッパーハット、バンダナ、エンジニアブーツなど、主に彼の私服が反映されたコレクションに仕上がっています。それは、主に黒を基調とした、機能的なアメリカーナスタイルの再解釈です。いかにシュールで華やかな写真であっても、それは彼自身がその瞬間に経験していることを反映した自伝的なものであるといいます。コレクションにも同様にマイゼル自身の嗜好や夢想の世界に触れており、デザインに幻想的な要素や贅沢さを加えています。例えば、クロコダイル柄のコートは、彼自身が永続的に影響を受けている60年代のポップなスタイルを彷彿とさせています。また、当時のポップスターが着用していたかのようなフェイクファーコートも登場します。さらに、ロックンロールの反逆的なファッションを思わせるレザーシャツやレザーパンツもコレクションに取り入れられています。
音楽とファッションのエッジの効いた融合は、マイゼルにとって生涯にわたるインスピレーションであり続けています。それは、90年代初期の最も有名なファッションエディトリアルで賞賛されたチェック柄のシャツや、セカンドスキンのように輝くオーバーサイズのデニムジャケットに反映されています。またTシャツに施されたエレガントな蜘蛛のようなグラフィックは、彼がファッションイラストレーターとして活動していた初期の頃に描かれたものです。
このコレクションは「スティーブン・マイゼル ニューヨーク」と名付けられ、彼の故郷への愛を表現したものです。衣服と共に、彼は26人の人物のポートレートを制作しました。これらの人物は、マイゼル自身の異なる側面を表現しています。もちろん、彼の分身ともいえるリンダ・エヴァンジェリスタをはじめ、アンバー・ヴァレッタ、リヤ・ケベデ、イリーナ・シェイク、ジジ・ハディッド、カイア・ガーバー、ペネロープ・ツリー、エヴァ・ヘルジゴヴァ、アルトン・メイソン、アッシュ・スタイメスト、スコット・バーンヒルなど過去と現在のモデル仲間も含まれています。長年の共同作業者であるスタイリストのカール・テンプラー、メイクアップアーティストのパット・マクグラス、ヘアスタイリストのグイド・パラウと共に制作されました。それは、マイゼルにとっていかに個人的なプロジェクトであるかを物語っています。
そしてある意味、それこそが先鋭的であると言えるでしょう。スティーブン・マイゼルは、その複雑で挑発的なフォトストーリーでファッションの限界を押し広げてきた魅力的な謎を持つ人物です。そして今、彼はその謎に光を当て、彼自身の着こなしに対する考え方を驚くほどわかりやすく私たちに提示しています。
スティーブン・マイゼル ニューヨーク コレクションは、9月18日(月)より公式オンラインショップ及びZARA新宿店にて発売開始いたします。
国外ポップアップ開催情報
9月9日(土)〜13日(水) 33 Howard St. Soho NYC
9月15日(金)〜17日(日) Dover Street Market London
About ZARA
ZARAはグローバルファッション企業であるインディテックスグループの筆頭ブランドで、200以上の市場で店舗とオンラインが統合されたプラットフォームを展開中。ZARAとインディテックスは、イノベーション、サステナビリティ、およびカスタマーサービスを中心に捉えたビジネスモデルをもとに2040年にはクライメート・ニュートラルの達成を掲げています。