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大星山サイクルフェスタinひらおは、平生町を愛する一人の男の熱い想いから始まった!
瀬戸内海に突き出した室津半島の西側に位置する人口約11,000人の平生町。海岸に沿って走る県道23号線は、知る人ぞ知る絶景のサイクリングロードだ。
この絶景の眺めを多くの方に観てもらいたい!平生町を観光で盛り上げたい!という想いから、当時平生町観光協会副会長(現在は会長)であった森脇氏の考案で始まった。
ただ、順風満帆にコトが進んだわけではないようだ。当初想い描いていたコースではなく、大星山を目指すヒルクライムへの変更を余儀なくされた。
ゴール地点である大星山山頂からは、佐合島、馬島、牛島、長島、祝島、小祝島、八島そして遠くには、大分豊後の姫島や国後半島の六郷満山が見渡せる。
なんと言っても、夕日によって島々が黄金色に輝く景色は、観た方にしか分からない感動が待っている。
当初の想い描いていたコースではないものの、絶景を観てもらいたいという想いは残された形となった。
山口県平生町で2013年から毎年開催されていた大星山サイクルフェスタは、コロナで中止を余儀なくされた年もあったが、今回で9回目を迎える。
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PRイベント「自転車発電deかき氷」ガリガリレースを開催!
2023年3月に平生町地域おこし協力隊として福岡から移住してきた山根佑介隊員(46)が、8月5日に「ひらお特産品センター」で開かれた夏の交流祭で「大星山サイクルフェスタinひらお」の機運を高めるためにと、自転車を使ったユニークなイベントを行った。その名も「ガリガリレース『自転車発電deかき氷」〜自慢の脚力で大きな氷山を作り上げろ!〜。自転車をこいで発電装置を作動させ、かき氷機を動かしてつくったかき氷を味わうというエコな企画だ。猛暑の中、子どもから大人まで自分で発電し作ったかき氷を、汗を流しながら味わっていたのが印象的だった。
自転車発電装置で電気をつくり、家電製品を動かすのに必要な自転車をこぐ必要時間は下記の通りだ。
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「大星山サイクルフェスタinひらお」について
今年で9回目となる「2023大星山サイクルフェスタinひらお」。
大星山山頂まで約8kmの特設コース(平均斜度5.1%)を設けている。
ゴール地点の大星山山頂からは、南瀬戸内海(サザンセト)が一望でき、瀬戸内海の島々や、遠くは九州・四国を眺めることができる。
●大星山ヒルクライム(一般)挑戦者求む!
JBCF(全日本実業団自転車競技連盟)公認のレースとしても、同時開催されている。JBCFと同じコースを走れることから、毎年多くの一般の参加者が、プロが挑むコースに挑戦している。
今年は、山口県体育大会が併催される。山口県在住で一般参加の方は、山口県体育大会の表彰対象となっている。日ごろの練習の成果を試してみてはいかがだろうか?
「本格的にヒルクライム(自転車で山登り)は、ちょっとハードルが高い」と思われる方には、気軽に参加できるようにと、電動自転車の部(コースは半分の約4キロ)も設けられている。
さらに今年は、山口県の美しい場所を中心に情報発信されている人気女性YouTuber「あず♡ゆにチャンネル」さんもゲストライダーとして参戦される。
●ゆったりとサイクリングを楽しみたい方は、「たべリングサイクル」がおすすめです!
「たべリングサイクル」とは、平生町内のおいしいお店を巡るサイクリングだ。平生町の中心部や美しい海岸沿いを、ゆったりとサイクリングを楽しめる。小学生以上から参加可能ということで、親子で参加されるも方も多い。
※小学生は保護者同伴。(定員20名)
【参加申込み方法】
『大星山ヒルクライムレース(一般)・たべリングサイクル』
「スポーツエントリー」
https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/91975
※申込期間:2023年10月1日(日)23:59まで
※主会場での当日イベントは、どなた様でも参加可能。
●主会場では、子ども達が楽しめるイベントも盛りだくさん!
山口県では「サイクル県やまぐちproject」として、「誰もが、県内各地で、四季を通じて、サイクルスポーツを快適に楽しむことができる山口県」を目指しており、子ども達に早い時期から自転車に親しんでもらおうと、「キックバイク」が無料で体験できる。
他にも、「ふわふわドーム」や「キッチンカー」もやってくるので、主会場ではお祭りさながらの賑わいを見せる。
※「キックバイク」対象年齢:2歳~小学生未満(無料レンタルあり!)
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イベント情報
【主会場情報】
開催日:10月14日(土)
時 間:10:00~14:00(主会場イベント時間)
場 所:柳井紙工株式会社(駐車場)
山口県熊毛郡平生町大字平生村584
※主会場でのイベントは、どなた様も参加可能。
【お問合せ先】
平生町観光協会事務局
山口県熊毛郡平生町大字平生町210-1
TEL:0820-56-5050
メール:hirao-kankokyokai@wine.plala.or.jp
【詳細&申込サイト】
<平生町観光協会公式ポータルサイト>
https://www.hirao-kankou.net/news/event/2023oboshiyama-cycle-festa/
<スポーツエントリー>
https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/91975
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平生町について
○まちの概要
平生町は山口県の東南部に位置し、人口は約11,000人、面積は34.54㎢の小さなまちである。
まちは箕山、大星山などの丘陵地帯や、瀬戸内海に囲まれた自然豊かな風光明媚な場所で、大星山に立ち並ぶ7基の風力発電所は平生町のシンボルとなっている。
また、平生町佐賀の沖合から10分ほどの距離には、離島である「佐合島」があり、夏場には釣りなどのレジャーを楽しむ人が訪れる。
○まちの歴史
平生町は歴史あるまちとして、今もその名残を町内各所で見ることができる。
~古墳時代~
平生町に人々が住み始めたのが約4,500年前、縄文時代中期からといわれており、平生町佐賀にある岩田遺跡からは、この時代に使われていたたくさんの土器や石器、ドングリの貯蔵穴が発見されている。
また、この当時作られた前方後円墳もあり、古墳からは、巴型銅器や鉄製品などが出土している。
~飛鳥時代~
この時代、用明天皇の勅命で用明天皇の后となるはずだった「般若姫」を弔うため、般若寺が創建された。
西暦597年、当時19歳だった般若姫は、豊後の国(大分)から都に上がる途中、大畠灘で嵐に遭い、嵐を鎮めるためその身を投じて亡くなった悲劇は「般若姫伝説」として語り継がれている。
~江戸時代~
当時、平生町を治めていた大野毛利氏は平生湾の大規模な開作を行い、塩浜を作ったことで経済的に急成長を遂げた。
また、開作にあたり、海水の浸入を防ぎ、雨水を排除するため、当時最先端だったオランダの樋門技術を取り入れた「南蛮樋」が作られた。
○まちの特産品
あまざけや大きな栗が丸々一個入った栗まんじゅうの「みやま栗」のほか、ブルーベリーやいりこ、新鮮ななまこの内臓を塩漬けにした「このわた」などがある。
これらについては、ふるさと納税の返礼品や、平生町内にある「ひらお特産品センター」で販売していますので是非お買い求めいただきたい。
○まちの取組み
平生町を含む室津半島の形や気候がイタリアに似ていることをヒントに「イタリアーノひらお」をキャッチフレーズとしてイタリアをテーマとしたまちづくりを進めている。
現在、町内2カ所でオリーブの試験植栽を行っており、令和4年度には平生町産オリーブの収穫・搾油体験も行ったほか、町内小学校や農業高校との連携によるイタリア野菜の普及も行っている。
また、平生の暮らしを体験できる移住体験住宅の貸出しも行っている。
今後も日本の「イタリア」として、行ってみたい住んでみたいまちづくりを目指し、さまざまな取組みを進めていくこととしている。