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60周年ブランドスローガン「スーツに、もっと進化を。」
業界を取り巻く環境は、人口構造および消費行動の変化による市場縮小に加え、コロナ禍によるリモートワークの浸透などにより、影響を受けました。しかし当社においては、効率的なコストコントロールによる構造改革を推し進めながら、多様化した働き方やライフスタイルに合わせお客様のニーズをキャッチし、商品・サービスへ反映することで回復基調を見せています。これから迎える60周年は、さらなる変化が予想され、当社のシンボルである「スーツ」をキーワードに含み、「スーツに、もっと進化を。」をスローガンとして様々な周年事業を展開していきます。
<60周年ロゴ(スローガン「スーツに、もっと進化を。」含む)、ステートメント>
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3つの「進化」を周年事業として展開
60周年では、3つの「進化」に注力していきます。
―スーツの「エコ・リサイクル」の進化
これまでも不要となったスーツなどの衣料品の回収を実施してきており、60周年を前にリサイクリングBOXを全店に導入する見込みで、リサイクル・リユースを推進していきます。また、回収したスーツの一部を防災毛布へリサイクルするなど、今まで以上に持続可能な未来のために取り組んでいきます。
―スーツの「機能・スタイリング」の進化
昨今のライフスタイルの変化とともにビジネスシーンにおいても機能的で堅苦しくなく、きちんと感のあるビジネスカジュアルが注目されています。そのような中、新たにビジカジブランド「ACTIBIZ(アクティビズ)」を立ち上げるなど、快適性とビジネスシーンに相応しいスタイルを提案しています。また一方で、大切な場面で着用する スーツの価値が見直され、自分好みの一着を作りたいという需要が高まる中、当社は手頃な価格で200種以上の生地から選べて、最短14日で仕上がるスーツの進化系であるオーダーメイドブランド「Quality Order SHITATE(クォリティ オーダー シタテ)」の販売強化を進めています。その一環として、2023年3月期末時点では402店舗導入だった中、今期全店に導入します。
―スーツの「コストパフォーマンス」の進化
コストパフォーマンスの進化は挑戦です。原材料や物流費の高騰、為替など原価への影響が想定される中、当社だからこそできるスケールメリットを生かしながら付加価値を高めていくことで、コストパフォーマンスに優れた商品をお客様に納得いただける価格で提供し続けていきます。
60周年を迎える当社にぜひご期待ください。
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これまでの青山商事60年の歩み
1964年5月6日、紳士服を主として、食料・飲料品等の事業を行う企業として広島県府中市において、青山商事株式会社を設立しました。その後、業界初となる郊外立地の紳士服専門店となる「洋服の青山 西条店」を1974年に開店し、以後、郊外型店舗を中心に出店を続け全国47都道府県すべてに店舗展開しています。高度成長期においても、徐々に店舗数を増やしながら、日本全国のビジネスパーソンに支持される商品を開発・提供してきました。1990年代から2000年代にかけてバブル経済の崩壊をきっかけに消費の低迷が続く中、1991年3月期には紳士服専門店売上高国内一位となり、1992年に都心型店舗・東京銀座店を開店し話題となりました。2000年には、未開拓の顧客層の拡大を目指し、これまでの洋服の青山と異なる新業態「ザ・スーツカンパニ―」を開発、展開しました。昨今では、短期間で提供可能かつリーズナブルなオーダーメイドブランド「Quality Order SHITATE(クォリティ オーダー シタテ)」の展開や、オフィスウェアのカジュアル化への対応、レディスアイテムやECの拡大で売上を堅調に伸ばしています。今後さらに「サステナブルへの取組」を強化し、事業活動を通じた持続可能な社会の実現のために貢献していきたいと考えています。
創業60周年を迎える今、当社はこれまで培った経験と全国に広がるお客様からの信頼を基に、新しい時代に合った機能性と品質、コストパフォーマンスに優れた商品を提供し続け、さらなる歴史を刻んでいきます。