少子高齢化が進行する中で、近年、介護に関して「介護脱毛」がキーワードになっています。「介護脱毛」とは、介護される場合を想定し、あらかじめVIOゾーン(デリケートゾーン)の体毛を処理しておくことです。
弊社にも在宅介護を行う社員が在籍しており、排泄介助の際にデリケートゾーンを清潔に保つことが大変というエピソードを耳にし、体毛の有無で介護の負担が変化するのではないかと考えました。
そこで弊社は今年の3月に「介護脱毛」についてアンケート調査を実施し、介護脱毛の認知度、意識などを調査しました。11月11日の介護の日を前に、アンケートの結果を配信いたします。
今後も介護脱毛について意識の変化を定期的に調査していきます。
*¹ 体毛ケアとは、体毛処理後の肌を整え、お手入れを楽にすることです。
-
【「介護脱毛」を初めて聞いた 介護職と一般の方で約3倍の差】
弊社の調査では、「介護脱毛という言葉を初めて聞いた」と答えた介護福祉士が17.6%、一般の方は半数以上の54.5%という結果でした。
介護脱毛に関心がある(介護脱毛未経験)と答えた介護福祉士は一般の方よりも約2倍であり、介護に携わる介護福祉士の方が一般の方よりも介護脱毛への関心が高いことが分かります。
男女で比較すると、「介護脱毛という言葉を初めて聞いた」と答えた割合は介護福祉士・一般の方ともに男性の方が多い結果でしたが、年代による傾向は見られませんでした。
※アンケート結果の詳細はメディア関係者限定で公開しております。
-
【自分が介護される場合、脱毛が必要だと感じる方は半数以上】
「将来自分が介護されると想定した場合、脱毛の必要性を感じているか」という設問には、介護福祉士・一般の方ともに半数以上が必要だと感じる(とても必要だと感じる+やや必要だと感じる)と回答しました。
また、介護福祉士・一般の方ともに将来的に脱毛が必要だと感じると回答した女性は6割を超えており、男性と比較すると女性の方が将来的な脱毛が必要だと感じていることが分かりました。
-
【脱毛が必要な理由 キーワードは「衛生面」「負担軽減」】
脱毛が必要だと感じる理由(自由回答)について、介護福祉士は「排便ケアのしやすさ」「衛生面」、一般の方は「介護者に迷惑をかけないため」「介護者への配慮、負担を減らすため」「衛生面」が挙げられました。
一方、脱毛が必要だと感じない理由として、介護福祉士・一般の方ともに「必要性を感じない」という理由が挙げられました。また、介護福祉士は「年齢とともに毛が薄くなるから」、一般の方は「イメージが沸かない、想像できない」という理由も見られました。
-
【介護脱毛が必要だと感じる方のエピソード】
《アンケート回答より》
・便を拭き取る時に、陰毛にガチガチに固まっていて、無理に取ろうとすると、利用者さんが痛がるし、かといってそのままにしておくと不衛生であるから。(30代女性・介護福祉士)
・排泄交換時に、陰毛に排泄物が付着し、保清面だけでなく、そこから尿路感染等に罹患するリスクがあるから。(30代男性・介護福祉士)
・排便後の拭き取りで、下手な人がすると毛にこびりついたまま放置され、皮膚状態が悪化し痒みなどの症状が出てしまうから。(30代女性・介護福祉士)
・介護者に少しでも迷惑をかけたくない。自分自身としても十分に自分のことができなくなった際に脱毛していた方が清潔感を保てそう。(40代女性・一般)
・介護されるとき下関連は特に負担をしいるからそれを少しでも軽減するため。(40代男性・一般)
・親を介護していて必要性を感じるから。(60代男性・一般)
-
【会社概要】
株式会社鈴木ハーブ研究所
代表取締役社長:鈴木さちよ
本社所在地:〒319-1112
茨城県那珂郡東海村村松2461
設立年:2004年9月
従業員数:45人
事業内容:化粧品の研究開発・販売