背景
界 長門が位置する山口県はふぐの取扱量が日本一で、全国でも珍しいふぐに特化した卸売市場があります。また、山口県では「ふぐ」を縁起物の「福」とかけ「ふく」の愛称で呼ばれるなど、昔から親しまれてきた食材です。この度、界 長門では、秋から冬にかけてが旬とされるふぐの定番料理である「てっさ」や「てっちり」を素材のまま提供するのではなく、より素材本来の味を楽しみ、最後まで飽きずに味わい尽くせるように、新しい会席の考案に至りました。
「てっさと源平鍋で味わうふく会席」の特徴
1 ふぐの定番料理「てっさ」を3種類のコンディメントで味わう
界 長門で提供する「てっさ」は、「ちり酢」だけでなく、「釜炊き塩」、「つぶ雲丹たれ」を加えた3種類のコンディメントで提供します。ふぐの上品で淡泊な味を最後まで堪能するために、味の印象が控えめなものから順番に、味わいの変化を楽しむことがおすすめです。最初は、海の成分に近いミネラルバランスになるように「天地返し」というこだわりの製法でつくられたしっとりとした釜炊き塩、次にちり酢でさっぱりと味わいます。最後に、まろやかで芳醇な香りが特徴のふぐの魚醤と雲丹をオリーブオイルで和えた「つぶ雲丹たれ」で、こってりとした贅沢な味わいを楽しむことができます。また、てっさならではの透けるような薄造りを目でも楽しめるように淡い3色を使用した器で提供します。
2 界 長門風にアレンジしたてっちり「ふくと牛の源平鍋」
ふぐ料理でおなじみの「てっちり」を、界 長門風にアレンジし、火鍋を模した鍋で提供します。中国エリアでは特産物であるみかんを鍋に入れて食すことから、界 長門では、みかん鍋でふぐを楽しみます。みかんの爽やかな風味がふぐの出汁と組み合わさり、さっぱりとした味わいの鍋料理です。また、みかん鍋の反対側では、牛肉をしゃぶしゃぶすることができ、2つの味わいの鍋と同時に楽しむことができます。源氏と平氏の戦い「源平合戦」の最後の戦いの場「壇ノ浦」が山口県下関市ということにちなみ、ふぐや野菜をたっぷり使った「てっちり」を源氏(白旗)に、牛肉のうまみをしっかりと引き出すしゃぶしゃぶを平氏(赤旗)に例え、源平鍋と名付けました。
界 長門「てっさと源平鍋で味わうふく会席」概要
提供期間:2023年11月1日~2024年2月29日
料金:41,000 円~(2 名 1 室利用時 1 名あたり、税・サービス料込、夕朝食付)
予約 :公式サイト(https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kainagato/)より 5 日前までに要予約
「界」とは
「界」は星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽(ごとうちがく)」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。現在、全国各地に展開しており、2022 年 11 月には、「界 玉造」が島根県・玉造温泉にて改装をへて再開業、「界 出雲」が同県・出雲ひのみさき温泉に、「界 雲仙」が長崎県・雲仙温泉に新規開業しました。
URL:https://hoshinoresorts.com/ja/brands/kai/
界 長門
江戸時代、歴代の藩主もたびたび湯治に訪れていた長門湯本温泉。本陣として使われた御茶屋屋敷のイメージと、現代の建築を融合した造りが特徴です。地元の文化をたっぷりとあしらった設えの中で、美肌の湯と新しい雅を堪能できます。
所在地:〒759-4103 山口県長門市深川湯本 2229-1
電話:050-3134-8092(界予約センター)
客室数:40 室(本館 30 室 別館 10 室)・チェックイン:15:00/チェックアウト:12:00
料金:1 泊 32,000 円~(2 名 1 室利用時 1 名あたり、サービス料・税込、夕朝食付)
アクセス:JR 新山口駅から車で約 60 分、宇部山口空港から車で約 90 分