「ザ・パーフェクト恐竜」は、本協定の取組みの一環として開催し、「カムイサウルス」を中心に、遠い昔に生息していた多種多様な生物のロマンや、北海道ならではの自然史に迫る特別企画展です。現代を生きる生物が暮らす『AOAO SAPPORO』と太古の地球で暮らしていた「カムイサウルス」を見比べ、さまざまな角度から生命の不思議〈ワンダー〉に迫ります。
夜の水族館で恐竜を目の前に音楽コンサートを行う「WONDER MUSIC NIGHT」の開催が決定したほか、両生類と本の新展示「恐竜ライブラリー」の設置、むかわ町オリジナルの恐竜グッズの販売を開始し、今後もさまざまなイベントを行う予定です。
昼も夜も営業している『AOAO SAPPORO』で、ファミリーやカップル、友達同士やおひとりさまも、太古から脈々と続く生命の不思議〈ワンダー〉と出会い、悠久の時を旅するようなロマンチックな時間をお過ごしください。
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「包括連携協定」について
●締結者
むかわ町(代表:⽵中喜之町長)、株式会社青々(代表:⼭内將⽣)
●協定の目的
化石をはじめとするむかわ町特有の地域資源の価値が最大限に発揮されるよう、各分野において多様に連携し、自然・生命とともにある地域社会の形成と相互発展に寄与することを目的とする。
●連携内容
(1)教育普及や調査研究、人材育成などの交流連携に関する事項
(2)地域資源の活用に関する事項
(3)気候変動、環境保全に関する事項
(4)地域活性化や観光振興のための連携・協力に関する事項
(5)地域課題解決に関する事項
(6)その他、本協定の目的に沿う事項
●コメント
〈むかわ町 町長 ⽵中喜之〉
むかわ町は、「北海道胆振東部地震」から5年を迎え、これまで多くの皆様にご支援をいただきながら、町⺠⼀丸となって、復旧・復興の道を歩んできています。そして本日、AOAO SAPPORO にもカムイサウルスの全身骨格化石が展示され、大変嬉しく思います。7,200万年前の恐竜カムイサウルスとAOAO SAPPOROの“生命のワンダー”な世界の仲間たちとの時を超えた奇跡のコラボにより、恐⻯をはじめとした多くのむかわ町の魅力を皆様に感じていただき、交流・関係人口の創出、震災復興の弾みにつながればと考えています。この連携協定を契機に、むかわ町とAOAO SAPPOROとの驚心動魄な交流につながることを期待しています。
〈AOAO SAPPORO 館長 ⼭内將⽣〉
AOAO SAPPOROは、生命の輝きや神秘、不思議を丁寧に伝える場所です。水槽で生物を展示することに加えて、新しい技術やカルチャー、コミュニティなど、さまざまなコンテンツとコラボレーションし、”人と水の関わり”に関する体験を提供します。北海道むかわ町で発見された恐竜化石「カムイサウルス」の魅力を、化石の状態が「パーフェクトと呼ばれるほど良い状態」だったことを切り口に、紹介します。北海道の宝であり、日本古生物学史上最高レベルの発見であるカムイサウルスと、さまざまな生物たちがいる水族館のなかで出会うことで、子供から大人まで、生命のロマンや地球の多様性を感じていただきたい、と考えています。
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①【スペシャルプログラム】PMF恐竜コンサート「WONDER MUSIC NIGHT」
カムイサウルスの復元骨格標本を目の前に眺めながら、太古のロマンを感じる事PMF修了生による弦楽のコンサートです。悠久の時を旅するようなロマンチックな時間をお過ごしください。
開催日時:11⽉18⽇(土)19:00〜19:20 / 20:00〜20:20
開催場所:AOAO SAPPORO 5F「CO-WORKING」
演奏者 :小林佳奈(ヴァイオリン)
中島杏子(チェロ)
料金 :無料 ※別途入館料が必要です
※ご予約不要で、どなたでもご参加いただけます
公式ホームページ:https://www.pmf.or.jp/
※PMF:音楽と人と平和を愛した20世紀を代表する指揮者、レナード・バーンスタインが、夏の札幌で創設した国際教育音楽祭
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②【展示】両生類と本の新展示「恐竜ライブラリー」
カムイサウルスの全身復元骨格標本(レプリカ)を展示する「CO-WORKING」には、「恐竜ライブラリー」と題し、脊椎(せきつい)動物が海から陸に進出した過程を感じることができる両生類4種の水槽と、恐竜や化石などにまつわる約30冊の書籍を設置します。古代を生きた恐竜と今を生きる生物を見比べたり、書籍で興味を深めたりすることで、発見と学びを得ることができます。
開催期間:2023年10月19日(木)〜終了時期未定
開催場所:『AOAO SAPPORO』5F「CO-WORKING」
●展示生物
和名:オビタイガーサラマンダー
学名:Ambystoma mavortium
英名:Barred tiger salamander
全長:約23cm
和名:フランスファイヤーサラマンダー
学名:Salamandra salamandra
英名:Fire salamander
全長:約18cm
和名: マダライモリ
学名:Triturus marmoratus
英名:Marbled newt
全長:約10cm
和名: ミナミイボイモリ
学名:Tylototriton shanjing
英名:Mandarin newt
全長:約10cm
※全長はすべて展示個体
※展示内容は変更になる場合があります
●展示書籍(一例)
・『ザ・パーフェクト―日本初の恐竜全身骨格発掘記 ハドロサウルス発見から進化の謎まで』
(誠文堂新光社)
・『恐竜の魅せ方 展示の舞台裏を知ればもっと楽しい』
(CCCメディアハウス)
・『鳥は恐竜だった』(アリス館)
・『地球のまんなかまでどんどんのびるしかけ絵本 地面の下には、何があるの?』
(河出書房新社)
※選書:『AOAO SAPPORO』書籍ディレクター 浦上宥海
※書籍はご購入いただけません。
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③【物販】期間限定「恐竜グッズ」
本企画展の開催中、4階のミュージアムショップでは、カムイサウルスグッズほか、化石や食品など恐竜に関するさまざまな商品を販売します。
開催期間:2023年10月19日(木)
〜2024年1月15日(月)
営業時間:10:00〜21:30
※『AOAO SAPPORO』は22:00まで営業
開催場所:『AOAO SAPPORO』 4F「ミュージアムショップ」
販売商品:
ぬいぐるみ カムイサウルス リアル(緑) ¥3,410
ぬいぐるみ カムイサウルス ファンタジー(青) ¥2,970
北海道恐竜拉麺 ¥980 ほか
※料金はすべて税込み
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【参考】特別企画展「ザ・パーフェクト恐竜」について
2003年4月に北海道むかわ町穂別の約7200万年前(白亜紀後期)の海の地層から発見された「カムイサウルス」をテーマに、遠い昔に生息していた多種多様な生命の〈ワンダー〉や、北海道ならではの自然史に迫る企画展です。 国内で産出した恐竜化石の中で「全身骨格」としては最大の大きさを誇り、その状態の良さから“ザ・パーフェクト恐竜”とも呼ばれる「カムイサウルス」の全身復元骨格標本レプリカを展示するほか、化石の発見から新種として発表されるまでの経緯や、謎に包まれた「カムイサウルス」の生態についても解説します。
開催期間:2023年10月19日(木)〜2024年1月15日(月)
展示場所:『AOAO SAPPORO』5F「CO-WORKING」,
4F『エントランス』
展示標本:4点
・カムイサウルス全身復元骨格標本(実物大レプリカ)
・カムイサウルス1/5骨格標本
・カムイサウルス1/5生体復元モデル
・カムイサウルス 大腿骨化石(実物大レプリカ)
※会期中に展示標本を一部変更する場合がございます
【カムイサウルスについて】
通称「むかわ竜」とよばれている
「カムイサウルス(Kamuysaurus japonicus)」は2019年に新属新種として発表された植物食のハドロサウルス科の恐竜です*2。全長約8メートルのうち約8割(体積)の化石が保存されており、日本産の恐竜全身骨格として最大で最高の保存率です。生息していた陸上(アジア大陸)でなく、海の沖合いの地層から発見されたことも契機となり、一部の恐竜が
海岸線近くに生息し、独自の進化をとげたという新しい考え
が生み出されたことも評価されています。
※2:学術論文:小林ほか(2019英):https://doi.org/10.1038/s41598-019-48607-1
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【参考】特別観察プログラム「発掘秘話とカムイサウルスのワンダー」
“ザ・パーフェクト恐竜”と呼ばれる「カムイサウルス」の全身復元骨格標本レプリカと、当館で常設展示している「サッポロカイギュウ」の骨格標本レプリカを比較しながら、カムイサウルスの発掘秘話や、カムイサウルスとサッポロカイギュウの生態の不思議〈ワンダー〉に迫ります。
開催日時:10月21日(土)13:00、15:00、17:00
※各30分のプログラムです
開催場所:『AOAO SAPPORO』5F「CO-WORKING」
解説 :むかわ町穂別博物館 館長 櫻井和彦氏
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【参考】体験プログラム「化石クリーニング体験」
本プログラムでは、疑似ノジュール(化石のまわりに形成されている塊)に埋まっている本物の化石をハンマーやタガネを使い、クリーニングする体験プログラムです。疑似ノジュールから取り出した化石はお持ち帰りいただくことができます。
開催日時:10月28日(土)14:00~17:00
※一回約30分のプログラムです
開催場所:『AOAO SAPPORO』4F「エントランス」
参加料金:¥2,000(税込)
※本プログラムは『AOAO SAPPORO』の
入館券不要でお楽しみいただけます
※満席の場合、ご案内できないことがございます
※参加料金に入館料は含まれておりません
※満席の場合はお待ちいただくことがございます。
※各種プログラムは変更になる場合があります
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【参考】期間限定「発掘!化石クッキー」
本企画展の開催に合わせ、期間限定で「発掘!化石クッキー」を10月21日(土)より販売します。「発掘!化石クッキー」は、北海道生まれのクラフトアイスクリームブランド『大地のアイス』が監修した、化石の発掘作業を擬似体験いただけるクッキーです。
開催期間:2023年10月21日(土)〜11月5日(日)
営業時間:10:00〜18:00 ※『AOAO SAPPORO』は22:00まで営業
開催場所:『AOAO SAPPORO』 5F「CO-WORKING
(コワーキング)」
販売料金:¥570(税込)
※当日は大地のアイスの各種フレーバーも同時に販売します
※売り切れ次第販売を終了いたします。あらかじめご了承ください。
公式オンラインショップ:https://daichi-no-icecream.com/
公式インスタグラム : @daichi_no_icecream
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むかわ町について
むかわ町は、道央圏の南方に位置し、北海道の経済・文化の中心都市である札幌市や空の玄関の千歳市、海の玄関である苫小牧市にも近く、日高・十勝方面への交通の要衝にあります。
日高山脈と太平洋に囲まれ、全国屈指の清流度を誇る一級河川「鵡川」が町内を縦走しています。海・山・川の恵みを受け、「鵡川ししゃも」「ほべつメロン」の地域団体商標を持つ「人と自然が輝く清流と健康のまち」です。
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むかわ町穂別博物館について
町内で発掘されたクビナガリュウ化石「ホベツアラキリュウ」を地元に保存し、将来まで伝えることを目的として、1982年に開設された博物館です。カムイサウルス(むかわ竜)をはじめ、穂別地域より産出した白亜紀の化石を中心に収蔵・研究・展示しています。海だった穂別で生きていた生物たちを知り、今につながる生命の移り変わりを感じてください。
所在地 :北海道勇払郡むかわ町穂別80番地6
開館日時:通年開館(休館日あり) 9時30分〜17時00分 (最終入館 16時30分)
休館日 :月曜日・祝日の翌日・年末年始
公式ホームページ:http://www.town.mukawa.lg.jp/1908.htm
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AOAO SAPPORO(アオアオ サッポロ)/施設概要
『AOAO SAPPORO』とは、生命が生き生きと繁茂する様子を表す「青々」という単語に由来する名称で、札幌という都市のビル内にありながら、海や水の生物たちの豊かな営みに出会える場所をつくりたいという思いを端的な言葉に凝縮しました。生き生きとした生物たちの
生命の不思議をひとつひとつ丁寧に伝え、観察していただくことによって、
海や水の世界への好奇心や畏怖の念などが次々と引き出される場所であり
たいという思いを、ロゴを通して表現しています。
開業日 :2023年7月20日(木)
所在地 :札幌市中央区南2条西3丁目20番地 moyuk SAPPORO 4階~6階
交通 :札幌市営地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通」駅徒歩 3 分、
札幌市電「狸小路」停留場徒歩 1 分
延床面積 :約 5,100 ㎡(バックヤード含む)
展示生物合計 :250種4,000点
営業時間 :10:00〜22:00(最終入館 21:00) ※季節によって変更する場合があります
休館日 :年中無休
※施設メンテナンス等により臨時休館する場合があります。
料金 :
※料金は税込みです。※入館料金は変わることがあります。※入館料金は時期により異なります。
※障がい者手帳をお持ちの方とその同伴者(1名さま)は入館料金が半額になります。
※団体でお越しになる方につきましては、下記をご確認のうえ、お申し込みください。
https://aoao-sapporo.blue/all/information/1923/
*公式ホームページ:https://aoao-sapporo.blue
*公式Instagram:https://www.instagram.com/aoao_sapporo/
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moyuk SAPPORO(モユク サッポロ)/施設概要
開業日:2023年7月20日(木)
所 在 地:北海道札幌市中央区南2条西3丁目20番地
建築概要:
(延床面積)約43,610㎡
(規 模)地下2階、地上28階建
(用 途)地下2階~7階 商業・業務・公共駐輪場
9階~28階 共同住宅
(ライオンズタワー札幌・133戸)
※公式ホームページ https://www.moyuk.jp/
※AOAO SAPPOROはmoyuk SAPPORO4~6階に位置する都市型水族館です