調査結果によると、人気男性会員は「27歳」次いで「32歳」がモテピーク、そして「25歳」から人気に。年収は「年収600万円〜800万円台(25.6%)」、平均身長は「176. 8cm」、身長が「175cm以上」の人気会員は「75.6%」という結果になりました。
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【1】未婚女性に人気の男性年齢は「27歳~32歳」!25歳からモテ始める!
「ペアーズ」の男性人気会員トップ250人について、「モテ年齢」を調査したところ、人気No.1は「27歳」で、10%以上を占めているという結果になりました。2番目に人気の「32歳」は一般会員の割合と比べ、6%の差が広がることも判明しました。またモテ始めるのが25歳からとなっており、男性のモテのピークは「37歳〜39歳」であることもわかり、男性会員全体で見ると20代後半から30代前半の人気会員が多くなっています。
男性はモテる年齢が幅広くなっており、「27歳」の第一次モテピークでは、大卒の場合、社会人5年目にあたるため経済的にも余裕が出ることや、20代前半とは違った落ち着きもみられ、「20代前半女性」から一番魅力的に感じる年齢と言えるでしょう。一方で「32歳」の第二次モテピークでは、一番婚活を意識する「20代後半〜30代前半女性」から人気であり、女性の場合男性より年上を求める傾向があることから、モテる年齢になっていると考えられます。
2019年に行った人気の男性年齢のグラフ(※1)と比較すると、29歳時点での人気会員の割合が減少しています。この要因として、もうすぐ30歳を迎えることから結婚を意識したユーザーが増加し、人気会員に上がりにくいことが考えられます。恋愛婚活ラボの独自調査では、30代になると20代のようにカジュアルな出会いから婚活を意識した真剣な出会いに移り、男性会員はより良いお相手を探そうとプロフィール項目を丁寧に記入したり、写りの良い写真を使ったりすることがあるようです。
2021年に行った男女共同参画局の人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査報告書(※2)において、理想の結婚年齢は、女性が「26歳」、男性が「28歳」(※2021年度)となっており、年齢に対する条件をもつ結婚を見据えたユーザーが多いといえるでしょう。
※1:「男性のモテは「32歳頃」がピーク!!未婚女子に人気の男性会員をマッチングアプリで大調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000025460.html
※2:引用元 https://www.gender.go.jp/research/kenkyu/hyakunen_r03.html
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【2】未婚女性に人気の男性会員の「年収No.1」は「600万円~800万円台」!男性人気会員の約7割が年収600万円以上!
「ペアーズ」の男性人気会員トップ250人について、「年収」の項目を調査したところ、最も多かったのは「600万円~800万円台」で25.6%でした。2番目に多かった「400万円〜600万円台」と差がほとんどないことから、多くの女性が日本人の男性平均年収563万円(※3)と同等もしくは50万円~200万円ほど高い年収の男性を望む傾向がありそうです。
実際に2021年度に行った男女共同参画局の人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査報告書において、「男性にある程度収入がないと結婚すべきではない」と回答している女性は約4割(※4)おり、男性の年収の重要性を改めて感じさせる結果となりました。
また2022年度の国税庁による民間給与実態統計調査結果の年齢階層別の平均年収(※5)でも、「25歳~29歳」の男性平均年収は「420万円」、「30歳~34歳」では「485万円」となっており、男性のモテる年齢の「27歳~32歳」と今回の調査結果の人気男性会員の年収と合わせ比較しても、年収が高ければ高いほどいいね数が増え、人気になりやすいということではないことがわかります。
さらに一般会員250人の「年収」の割合をみると、「無回答」が24%となっており、マッチングアプリにおいてプロフィールの年収の項目欄は埋めておく方がいいね数も増加し、より良い出会いに巡り合えるでしょう。
※3:引用元 https://www.gender.go.jp/research/kenkyu/hyakunen_r03.html
※4、5:引用元 https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2000/menu/03.htm
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【3】未婚女性に人気の男性会員の「約75%」が身長「175cm以上」!一般男性会員と約2倍の差が!
「ペアーズ」の男性人気会員トップ250人について、「身長」の項目を調査したところ、最も多かったのは「170cm~179cm台」で46.8%でした。2021年におこなった、文部科学省の学校保健統計調査によると17歳時点での日本人の平均身長は「170.8cm」(※6)の一方で、男性人気会員の平均身長は「176. 8㎝」となっており、身長が高い男性ほど、人気会員になることがわかりました。また人気男性会員と一般会員を比較すると、人気男性の身長「175cm以上」の会員が約2倍ほど差をつけており、この結果からも高身長男性は未婚女性からモテることが調査結果としても出ています。
要因として、背が高いと自信があるように見えたり、スタイルが良いためプロフィール写真の印象が良くみえたりすることから、未婚女性から人気であると考えられます。この調査結果をふまえて、恋愛婚活ラボでは人気男性会員についてのプロフィール写真の調査を行い、「全身写真」を「ペアーズ」に登録していた人は「約4人に1人」いることがわかりました。全身写真をプロフィールに登録することにより、高身長をアピールできるかもしれません。
※6:引用元 https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa05/hoken/kekka/k_detail/1411711_00006.htm
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【4】未婚女性に人気の男性会員の「デート費用」は約半数ほどが「自分が全て払う」!「年齢と年収」が上がるにつれ、払ってくれる人が増加!
「ペアーズ」の男性人気会員トップ250人について、「デート費用」の項目を調査したところ、最も多かったのは「自分が全て払う」で44.8%でした。人気男性会員の6割以上は「自分が全て払う」、「自分が多めに払う」となっており、女性にデート費用の負担を減らそうとしている男性会員が人気なことが調査結果としてわかりました。一方で、「無回答」と回答している男性人気会員は23.6%、一般会員は30.8%いることから、「デート費用」に関してはあまり答えたくない会員が多いことが考えられます。
昨今の「デート費用の奢り奢られ問題」がX(旧:Twitter)やニュースなどで話題となり、触れづらい項目になりつつあるといえるのかもしれません。
■【年収別】人気会員から見る全額おごる男性の割合
2020年のコロナ禍におこなった調査(※7)では、「デート費用を全額払う」人が多く、逆転しているのが「600万円~800万円台」であったのに対して、2023年度では「800万円~1000万円台」で逆転していることが判明しました。
※7:婚活女性にモテる男性調査!アフターコロナで「年収・年齢は現実思考」に! https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000025460.html
■【年代別】デートで全額払うペアーズ男性会員の割合
さらに、「ペアーズ」の男性人気会員トップ250人と一般会員250人について、年代別で「デート費用」を「自分が全て払う」会員を調査したところ、年齢ごとに全額払う人が増加していることがわかりました。「30代後半」の男性人気会員の約7割、「40代前半」の約8割以上は「自分が全て払う」となっており、「30代辺り」から金銭的にも余裕が出てくることや、年齢が上がるにつれ「デート費用」を払うことを条件にしなければ、いいね数が増えないことなどが結果から考えられます。
20代のうちは「デート費用」を「自分が全て払う」と設定せずに人気男性会員になれることがわかるため、学生や社会人になりたてのマッチングアプリ利用者は、全額払おうと見栄を張ることよりも、等身大でいることのほうが重要と言えそうです。
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【5】未婚女性に人気の男性会員の「学歴」は約9割が「大卒以上」!一般会員と比較し「約1.8倍」の差が!女性も約半数が「大卒以上」
「ペアーズ」の男性人気会員トップ250人について、「学歴」の項目を調査したところ、最も多かったのは「大卒」で76%でした。次いで大学院卒が多く、9割以上の男性人気会員は「大卒以上」であることが判明しました。一方で男性一般会員の「学歴」をみると、「大卒以上」である男性会員は48.4%となっており、男性の人気会員と比較すると、約1.8倍も差がありました。
また女性会員500人の調査では(人気女性会員:250人、一般人気女性会員:250人)約半数が「大卒以上」となっており、男性会員にも学歴を求めている傾向があるとうかがえます。
2020年度におこなった、男女共同参画局の学校種類別の男女の進学率では、大学(学部)への進学率は、女性が50.9%、男性が57.7%(※7)となっており、人気男性会員は日本の平均進学率よりも高いことがわかります。
しかし、2021年度におこなった、男女共同参画局の人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査報告書では、「20歳~39歳」の独身男女の「結婚前に相手に求めたこと」では「学歴」と回答している人は約2.5%(※8)となっており、マッチングアプリは学歴を求めているユーザーが多くなっています。最初からプロフィール項目を見てお相手を探す分、気になるところなのかもしれません。
※8:引用元 https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r03/zentai/html/honpen/b1_s05_01.html
※9:引用元 https://www.gender.go.jp/research/kenkyu/hyakunen_r03.html
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恋愛婚活ラボ所長 伊藤早紀より
伊藤早紀
株式会社Parasol代表取締役社長
パーソナライズ婚活サービス「ヒトオシ」を運営
自身も20個以上のマッチングアプリをやりこみ、出会った男性は100人以上。1000人以上にインタビューし、旬なマッチングアプリ・婚活情報を配信。2018年の夏に恋愛テクニック本「出会い2.0 スマホ時代の「新」恋愛戦術」を出版。
Twitter:https://twitter.com/matchappsaki
女性の社会進出が進む中で、共働きが当たり前の価値観に移行してきており、男性の年収に依存して相手を探す女性は少なく、インタビューをしていても「自分と同じくらいの年収があれば良い」という女性が多くいると感じます。特に最近では、共働きや会社での育休・産休制度も整うようになり、女性も安心してキャリアと結婚・子育てを両立できる時代へと移っていることから、年収重視から、別の観点でのお相手探しをしている女性も多いです。特に今回の調査から、男性の身長をかなり重視する傾向もみられました。少し前は「年収・見た目・価値観全てがタイプ」の男性を探し、お相手探しが難航する様子がみられましたが、年収を重視しなくなったことによって、見た目や価値観をより重視して探すことができるため、女性にとってお相手探しの自由度が増えたように感じられます。
男性は、写真で見た目に関するPRをするとともに、自分の価値観などをプロフィールやメッセージ機能などでアピールできるかがポイントとなりそうです。実際に恋愛婚活ラボの独自調査ではマッチングアプリにMBTI診断(16タイプの性格診断)の結果をプロフィールに載せる人が増加傾向ということがわかっており、より価値観も重視される時代になってきていると言えるでしょう。
【アンケート調査概要】
調査期間:2023年8月4日〜2023年9月18日
調査方法:マッチングアプリ「ペアーズ(Pairs) 」
調査対象:ペアーズに登録している未婚男女
調査人数:1000名(一般男性/女性会員:各250名、人気男性/女性会員:各250名)
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恋愛婚活ラボ 概要
株式会社Parasolが運営する、イマドキの未婚男女に特化したマーケティング機関。
恋愛や婚活に悩める未婚男女のリアルな本音を調査し、彼らが抱える課題を紐解き、幸せな恋愛・結婚をするための一助を担う。
所長:伊藤 早紀(株式会社Parasol)
ホームページ:https://renai-konkatsulab.com/
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株式会社Parasol 概要
マッチングアプリを中心とした出会い・婚活メディア「マッチアップ」や、パーソナライズ婚活サービス「ヒトオシ」を運営する他、恋愛・結婚に関わる様々な事業を運営。
「世界で一番カップルを創出する」というビジョンの元、人々が出会って恋をして結ばれる、素敵な体験を届けることにコミットする。
会社名:株式会社 Parasol
ホームページ:https://match-app.jp/company
代表取締役社長:伊藤 早紀
設立年月日:2017年1月23日
◇事業内容◇
マッチアップ:https://match-app.jp/
恋愛婚活ラボ:https://renai-konkatsulab.com/
婚活キューピッド:https://oriental-lounge.com/konkatsu-koikatsu/
YouTube:https://www.youtube.com/c/matchappsaki
Mail:info@parasol-inc.com
※本資料に記載の会社名、製品名、サービス名等は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
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