講演会では、ドキュメンタリー映画「カナリアからのメッセージ~化学物質過敏症のない未来へ~」を上映し、札幌市にて長年化学物質過敏症の診断や啓発活動に取り組まれている渡辺一彦小児科医院・院長の渡辺一彦氏に香害・化学物質過敏症について語っていただきます。
シャボン玉石けんは、「健康な体ときれいな水を守る。」という企業理念のもと、誰もが安心して暮らすことのできる社会を目指し、いち早く香害・化学物質過敏症の啓発活動に取り組んできました。2023年5月に実施したアンケート調査によると、人工的な香料で67%が不快な思いを経験し、40%が体調不良を経験していることが分かりました。誰もが発症する可能性があり、近年は社会問題となっている香害や化学物質過敏症について、まずは知っていただき、今わたしたちができることについて考える機会を創出します。
シャボン玉石けんは、誰一人取り残さない、持続可能な社会の実現に向けて、様々な取り組みで貢献してまいります。
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実施概要
■日時 : 2023年11月11日(土)13:00開場/13時30分~16時00分(予定)
■会場 : 共済ホール(札幌市中央区北4条西1丁目1 共済ビル6F) ※会場へのお問い合わせはご遠慮ください。
■定員 : 650名(シャボン玉石けん公式サイトより申し込み先着順)+オンライン配信
■参加費 : 無料
■主催 : シャボン玉石けん/啓発講演会実行委員会
■後援 : 北海道新聞社/HBC北海道放送
《プログラム》(予定)
第1部 13時30分~14時00分 「カナリアからのメッセージ」映画上映
第2部 14時10分~14時00分 「香害・化学物質過敏症について」 講演
登壇者 : 渡辺 一彦 氏(渡辺一彦小児医院・院長)
第3部 15時15分~16時00分 トークセッション
渡辺一彦氏、お菓子のふじい代表藤井千晶氏、シャボン玉石けん代表森田隼人、ほか
※香害や化学物質過敏症と向き合いながら経営されている、もしくは香害や化学物質過敏症の方を考慮したお店づくりやサービス提供をされているショップが全国にございます。その一部になりますが、各部の休憩時間にご紹介いたします。
〈参加申込はこちら〉
https://shabon.scinable.net/survey?surveyKey=141&aid=shabon
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プログラムについて
■第1部 13時30分~14時00分 「カナリアからのメッセージ」映画上映
化学物質過敏症の啓発を目的に制作した短編ドキュメンタリー映画を上映します。
化学物質過敏症と診断された当事者たちの悩みや願い、生き方を伝えており、専門家の協力のもと分かりやすくも見ごたえのある専門的な内容となっています。
■第2部 14時10分~14時50分 「香害・化学物質過敏症について」 講演
登壇者 : 渡辺 一彦 氏(渡辺一彦小児医院・院長)
《渡辺一彦氏プロフィール》
北海道出身。札幌医科大学医学部卒業。厚生省「食物アレルギー研究班」協力研究員、
勤医協札幌病院小児科科長などを経て、2000年に渡辺一彦小児医院を開業。
勤医協札幌病院でシックハウス症候群の診療研究を始め、道内でも早くから化学物質
過敏症の問題に着目し様々な症例に立ち会う。講演活動のほか、 テレビ、地元新聞なども
通じて、化学物質過敏症についての情報発信に取り組む。現代の香料の異常な利用拡大
に警鐘を鳴らす。
■第3部 15時15分~16時00分 トークセッション
登壇者:
渡辺一彦氏
お菓子のふじい代表 藤井千晶氏
シャボン玉石けん代表 森田隼人 ほか
■香害・化学物質過敏症
香害や化学物質過敏症と向き合いながら経営されている、もしくは香害や化学物質過敏症の方を考慮したお店づくりやサービス提供をされているショップが全国にございます。 その一部になりますが、各部の休憩時間にご紹介いたします。香害や化学物質過敏症の当事者やご家族、支援されている皆さまを応援したい、あたたかい理解や協力の輪が広がる一助にしたい、という想いから、全国のショップの皆さまに協力いただき実現いたしました。
化学物質過敏症とは
「化学物質過敏症」は特定の化学物質に接触し続けた結果、それが体の限界濃度を超えてしまい、頭痛、めまい、吐き気、呼吸困難、皮膚の湿疹など様々な症状を発症する病気です。推定患者数は全国で100万人※を超すと言われ、これまで社会的問題として捉えられてきました。化学物質への感受性は個人差が大きく、同じ環境にいても発症する場合としない場合があります。だからこそ周囲の理解と配慮が大切です。
※認定 NPO 法人 化学物質過敏症支援センターHP より
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香害・化学物質過敏症について
■人工的な香料で67%が不快な思い、40%が体調不良を経験
2023年にシャボン玉石けんが行った調査によると、人工的な香料で67%が不快な思いを経験し、40%が体調不良を経験していることが分かりました。また、直近6年間の調査結果からは、7~8割の方が「香料による不快な経験をしたことがある」、約4割が「香料による体調不良を経験したことがある」ということが分かっています。香料による不快もしくは体調不良を経験したことのある方は一定数いるにも関わらず、香料付き製品の使用率は8~9割と高い水準です。「香害」や「化学物質過敏症」の認知度は高まっていますが、誰もが発症する可能性があることや、社会的な理解・配慮が必要なこと等をさらに啓発していく必要があります。
【調査概要】
■2018年調査(WEB 調査/調査期間:2018年5月9~15日/全国の20~60代男女対象/サンプル数:648)
■2019年調査(WEB 調査/調査期間:2019年5月20~27日/全国の20~60代男女対象/サンプル数:649)
■2020年調査(WEB 調査/調査期間:2020年8月18~27日/全国の20~60代男女対象/サンプル数:638)
■2021年調査(WEB 調査/調査期間:2021年5月21~31日/全国の20~60代男女対象/サンプル数:421)
■2022年調査(WEB 調査/調査期間:2022年5月17~24日/全国の20~60代男女対象/サンプル数:505)
■2023年調査(WEB 調査/調査期間:2023年5月15~22日/全国の20~60代男女対象/サンプル数:549)