プレ花嫁のみなさまこんにちは!
結婚式のスタイルはもうお決まりですか?
今ではチャペルなどであげる挙式が一般となっていますが、日本ならではの神前式も捨て難いですよね.*˚
西欧の結婚式と神前式、どっちにしよう…と迷われている花嫁さまもいらっしゃると思います♪
そんな時は1度ルーツを辿ってみるのはいかがでしょうか?
今回は神前式のルーツを日本の結婚式の歴史とともに見ていきたいと思います♪
結婚式はいつから一般化したの?
早速ですが、日本で結婚式が多い月はいつだと思いますか?
多くの人はジューンブライドのある6月と答えるかもしれませんが、実は日本で結婚式が最も多い月は10月なのです!
(ジューンブライドは、ヨーロッパの「6月の花嫁は幸せになれる」という言い伝えからきています*)
このように結婚に関するイメージは意外とあいまいです…(^O^;)
実は、結婚に関する産業が盛んになったのは戦後になってから、ホテルや結婚式場で結婚式が初めて行われたのも明治時代だったのです!
ちなみに、神前挙式が誕生したのも明治時代に大正天皇(当時は皇太子)の結婚式がきっかけでした*
結婚式の歴史は100年ほどの歴史しかないのです〇
その中でも神前式のはじまりは明治時代頃からと言われています.・゜
では、明治以前の結婚式はどんなものだったのでしょうか?
原始~平安時代の結婚式
はじめに日本は明治時代まで挙式を行う習慣はなく、代わりに婚礼の儀式を行っていました♬
古代の日本は、結婚は男性が女性のもとへと通う”妻問婚”の形をとっていたと言われています*・゜
この頃は夫婦別居が基本だったそうです(°_°)
奈良時代に入ると、婚礼には媒介入(のちの仲人)を立て、納采(現在の結納)を交わしていました♪
ちなみに、この頃から夫婦で共同生活を行っていたそうです♡
平安時代に入り、貴族のあいだで華やかな婚礼の儀式が行われるようになりました♬
鎌倉時代~安土・桃山時代の結婚式
鎌倉時代に入ると社会の流れが変わり、婿の地位が上昇して、女性が嫁入りする現在の一般的な形となりました*・゜
また、質素を重んじる武家社会では婚礼の儀式も平安時代に比べるとかなり質素なものになったようです〇
室町時代きなると、嫁取婚(妻をもらって一緒に住むこと)が確立されます♬
婚礼の儀式も、婚礼の日取りを吉日を選ぶなど、現代に近い形になりました( ¨̮ )
安土・桃山時代になると、有力武家の婚礼は盛大なものに行われるようになったり、実家を出た女性が二度と戻らないようにと婚礼をお葬式になぞらえたりもしたそうです!
江戸時代~明治時代の結婚式
江戸時代では、婚礼に先立って結納が行われ、婚礼当日には行列を作って嫁入りをしました*
あまり華美な婚礼も行われなくなり、花嫁さまは白の衣装で三三九土(神前式で行われる儀式の1つ)を行ったあと、お色直しをしました♬
明治時代に入ると一夫一婦制が確立し、また、西欧の結婚式が模倣されはじめたそうです*・゜
神前式のはじまり
ここまで日本の婚礼の歴史見てきましたが、婚礼の儀式がも各時代によって変化していたんですね♪
それでは、次は神前式についてです♡
神前式とは、主に神社で行う結婚式のことです*
冒頭でもお伝えしましたが、もともと日本には挙式という概念がなく、代わりに婚礼の儀式を行っていました・゜
しかし明治時代に神道を国教にしようという動きがあり、その一つの方法として神前結婚式が考えられました*
そして、明治20年代の国粋主義と当時は皇太子だった大正天皇の結婚が決まり、婚礼の儀式に対する国民の関心の高まりが神前結婚式の誕生を後押しすることになります♪
その後、「新撰婚礼式」が発表され、それに基づく模擬挙式が現在の東京大神宮で行われました☆.*˚
これが神前式のはじまりと考えられています♬
そして明治35年に非常に簡素にされた初の神前式が行われ、次第に一般にも浸透していきます*・°
※「新撰婚礼式」とは、部屋の床の間に伊弉諾(いざなぎ)と伊弉冉(いざなみ)の二柱の名前を書いた掛け軸を掛け、それに礼拝をして三三九度の盃を交わす儀式のことです〇
現在の結婚式
そして現在、日本の結婚式の種類は様々な文化が混じって種類も豊富になっています♡
キリスト教式・神前式・人前式などの挙式スタイル、ホテル・ゲストハウス・レストラン・ガーデン・海外挙式などがあり、ここに演出や規模などを含むと本当にきりがないほどです♪
ここでは神前式以外の結婚式のスタイルを少しだけ覗いてみたいと思います♡
仏前式
両家どちらかの菩提寺、あるいは自宅で執り行われる宗教式です*・゜
一度結婚すると来世でも縁が結ばれるという仏教の教えに基づいて、新郎新婦が仏の前で来世までの結びつきを誓い、祖先に結婚の報告をし、2人のめぐりあわせを仏に感謝する儀式です♡
人前式
二人の婚姻を立会人の証人のもと、認めてもらう挙式スタイルです♪宗教にかかわらないすべての挙式スタイルを「人前式」と呼ぶこともでき、その種類はとても数多くあります*・゜
また二人のオリジナルウェディングという点において、カップルの数だけ人前式のスタイルがあります♡
また、友人と一緒に演出も可能なため、本当にオリジナルの挙式を作り上げることができ、思い出作りにはうってつけの挙式スタイルです♪
自宅結婚式
日本の伝統的な結婚スタイルで、新婦が新郎宅に出向いて行われる結婚式です♡婚礼衣装の新婦は媒酌人に付き添われて新郎宅に向かい、親族と新郎が「祝言」の用意を整えて新婦を迎えます♪
新郎新婦は杯をかわし合うことがメインで、神前式の三三九度のルーツは自宅結婚式にあるといわれています!
終わりに
ここまで日本の結婚式の歴史や神前式のはじまりを見てきましたが、いかがでしたか?♡
日本ならではの神前式も、一般化されたのは明治時代からだったのは驚きですよね!
それでも、神前式の元を辿っていくと鎌倉時代の武家の式まで遡ることになります*˚
このようにルーツを辿って自身にあった結婚式のスタイルを見つけるのもありですよね♬
ぜひ後悔のない結婚式にしてください♡
他にも色んな記事が掲載されていますので、是非参考にしてみてください*・゜