歴史あるバルセロナ大学の回廊で披露された、夢のウェディングコレクション
イギリスを代表するファッションブランド「ヴィヴィアン・ウエストウッド」が、2025年4月24日夜、バルセロナ・ブライダル・ナイトにて、ブランド初となるブライダルコレクションだけの特別ショーを開催しました。会場となったのは、19世紀に建てられた歴史的な建物「バルセロナ大学」。中庭を囲む美しい回廊を、34着のオートクチュール&オーダーメイドのウェディングドレスをまとったモデルたちが優雅に歩き、満開のオレンジの木々がナチュラルな背景を添えました。
コレクションのテーマは「過去・現在・未来」
花嫁の個性を引き出す、ロマンチックで力強いデザイン。クリエイティブ・ディレクターのアンドレアス・クロンターラー氏は、「このコレクションは、過去と現在、そして未来の美を融合させたもの」と語り、以下の特徴を紹介しました。



コルセットデザイン
女性のラインを美しく見せ、存在感を際立たせる。
テーラリング
マスキュリンな要素を加え、洗練された印象に。
花のプリント&オレンジブロッサム
18世紀の植物画から着想を得た、繊細で上品なモチーフ。
ナチュラルな素材感
コットンやリネン、透け感のあるシフォンやレースなど、肌になじむような軽やかな仕立て。
イタリア製の淡いピンクのサテン
大人の甘さとラグジュアリーを演出。
特に印象的だったのは、18世紀フランス画家フランソワ・ブーシェの作品にインスパイアされた「マダム・ド・ポンパドゥール・ガウン」。今回のショーではホワイトで発表され、「ヴィヴィアンが最も愛したドレス」と紹介されました。

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