プレ花嫁のみなさま、こんにちは!
神奈川県のご当地ライターのゆいまるです♡
「嫁入り道具」って知っていますか?
以前は結婚の際に「嫁入り道具」を準備するのが一般的でしたが、
最近では結婚の形も多様化し、あまり聞かれない言葉になりました。
今や珍しくなりつつある「嫁入り道具」ですが、
結婚後に使う家財道具を揃える必要性は同じです。
現在だと結婚生活のためにどのようなものを揃えるのでしょうか。
最近の嫁入り道具について、詳しく見ていきたいと思います!
そもそも「嫁入り道具」とは?
嫁入り道具とは、結婚生活で必要な家財道具を女性側が準備し、
嫁ぎ先へ持参する家財道具のことです。
女性自身がお金を出して、用意する場合もありますが、
一般的には女性側の両親が嫁ぎ先で生活するにあたって困らないよう、
お嫁に行く娘のために揃えることが多い傾向にあります。
もともとの結納金の意味が、「女性が嫁入りの準備をするためのお金」であり、
「嫁入り道具」には他にも、「女性の持参金」という意味合いも含まれます。
次に伝統的な「嫁入り道具」として、いったいどんなものを準備していたのでしょうか?
見ていきたいと思います。
伝統的な嫁入り道具
新生活において必要な生活用品全般を嫁入り道具と呼んでいましたが、
そのなかで伝統として多くの花嫁が持参していたものもあります。
それが、婚礼家具、婚礼布団、着物、の3つです。
婚礼家具
桐タンスや鏡台(ドレッサー)に代表される家具を、婚礼家具と呼びます。
桐タンスは、優れた耐久性を誇ることから、
一生ものの嫁入り道具にする家庭が多かったようです。
また、桐タンスは収納したものを美しい状態で保管できるため、
着物を収納する家具として選ばれることが多く、大きな桐のタンスに
着物をたくさん詰めて持っていくことが良いとされていました。
タンスには、家族ができて荷物が増えても整理整頓をきちんとして、
部屋をきれいに保てるようにという願いも込められているそうです。
鏡台(ドレッサー)は正面、左右の三面の大きな鏡に
引き出しが付いた台がセットになっている家具で、
着物を着る時や化粧の際に便利なので嫁入り道具として
選ばれることが多かったそうです。
婚礼布団