デザイン・形状の違いをご紹介

パッとの見た目は似ていても、ブーケと花束にはデザインや仕上げ方に大きな違いがあります。実は用途に合わせて形状や束ね方も工夫されているので、詳しく解説します。
ブーケは「持つ」前提でデザインされる

ブーケは、花嫁さまが手に持つことを前提にデザインされているのが大きな特徴です。手元を美しく見せるために、持ちやすさや重さ、写真に映るときのバランスなど、細かな部分までしっかりと計算して作られています。ドレスの色や形との相性も大切にされており、コーディネートの一部として大きな役割を果たします。
さらに、花の向きや角度、茎の見せ方などにも工夫がされていて、どこから見ても美しく見えるように仕上げられています。だからこそ、ブーケは結婚式の写真や演出の中でも存在感があり、花嫁さまをより一層引き立ててくれるのです。
花束は「贈る」前提でラッピングされる

花束は、誰かに贈ることを前提として作られているのが大きな特徴です。受け取った瞬間に華やかな印象を与えられるように、ボリューム感や色合い、ラッピングの美しさが重視されます。持ち運びしやすく、お部屋に飾りやすいように考えられているのも、花束ならではの魅力です。
また、花束には花言葉やメッセージ性を込めることが多く、贈る相手のイメージや好みに合わせてデザインされることも。見た目の華やかさだけでなく、贈る人の気持ちがしっかり伝わるような、あたたかみのある仕上がりが大切にされています。
束ね⽅や仕上げの違い

ブーケには、さまざまな形やスタイルがあります。丸く整ったシルエットが特徴のラウンドブーケは上品でクラシカルな印象に。茎を長めに残して、ざっくりラフに束ねるクラッチブーケはナチュラルでカジュアルな雰囲気に仕上がります。
ほかにも、縦に流れるようなデザインが特徴的なキャスケードブーケやリースのように丸く仕立てるリースブーケなど、ブーケは花嫁さまのドレスのデザインや結婚式の雰囲気に合わせて、幅広いデザインから選ぶことができます。

一方、花束は束ね方そのものよりも、ラッピングによって印象が大きく変わります。使われる花材やボリューム感、包む紙の質感や色によって、その場にふさわしい雰囲気を演出することができます。
見た目のデザインだけでなく、渡すシーンや贈る相手に合わせた細やかな工夫が込められているのが特徴です◎
同じ結婚式でも用途が変わります!