花嫁の手紙の基本構成
花嫁の手紙は、普段はなかなか口にできない感謝の気持ちを、改まった形で伝えられる貴重な時間です。そのため、伝えたいことを整理して、順序立てて書くことが大切。
あらかじめ基本の構成を把握しておくことで、内容に迷いにくくなり、心に響く手紙に仕上がります。
ここでは、多くの人に感動を与える手紙にするための基本的な構成を紹介します。
あいさつ
まずは、披露宴に出席してくれているゲストへのお礼から始めるのが自然です。
「本日はお忙しい中、私たちの結婚式にご出席いただき、ありがとうございます」といった形式的なものでも構いませんが、緊張しすぎず、素直な気持ちで話し始めることがポイントです。
聞いている側も自然に耳を傾けやすくなります。
手紙の始まりは、話す自分自身の心を落ち着かせる意味でも、丁寧に言葉を選ぶとよいでしょう。
両親への感謝
手紙のメインとなる部分です。これまでの人生で自分を支えてくれた両親へ、感謝の気持ちを伝えましょう。
子どもの頃の思い出、学生時代に支えてくれた出来事、社会人になってからのサポートなど、心に残っている場面を一つ思い浮かべながら書くと、より感情が伝わりやすくなります。
「ありがとう」だけではなく、どんな気持ちで感謝しているのかを具体的に表現すると、より温かみのある手紙になります。
家族・兄弟姉妹へのメッセージ
両親だけでなく、兄弟姉妹や祖父母など、家族全体への感謝の気持ちを伝えるのもおすすめです。
特に兄弟姉妹との関係が深かった場合は、共に過ごした時間や思い出を振り返りながら、素直な言葉で気持ちを伝えましょう。
「いつも励ましてくれてありがとう」「ケンカもしたけれど、あなたの存在が心の支えでした」といった一言を添えるだけで、聞いている家族の心に残る手紙になります。
パートナー(新郎)やその家族への言葉
新しく家族になる新郎やそのご家族へのメッセージも、忘れずに盛り込んでおきたい要素です。
「これからは○○さんと一緒に、笑顔の絶えない家庭を築いていきます」といった前向きな決意や、「温かく迎えてくださり、ありがとうございます」といった義両親への感謝を述べることで、会場の雰囲気も和やかになります。
これからの決意やメッセージ
最後は、これからの人生に向けた思いや決意で締めくくります。
「今まで大切に育ててくれてありがとう。これからは、自分の家庭を大切にしていきます」といった一言は、手紙全体をぐっと引き締めてくれます。しんみりしすぎず、前向きで温かい言葉で終えると、聞いている側にも感動が残ります。
このように、基本構成に沿って書くことで、誰にどのような気持ちを伝えたいのかが明確になり、伝わる手紙になります。
感動する手紙にするためのコツをご紹介!