知っておきたいアフタヌーンティのこと♡
いまでは日本でも珍しくなくなった「アフタヌーンティー」ですが、その起源やお作法などをご存知ですか?
これを知っていれば、アフタヌーンティーでのおしゃべりにも花が咲くかも♡
アフタヌーンティーのはじまり
19世紀のイギリス、ウーバンアヴィーで生まれた喫茶習慣で、もともとは中国文化とイギリス文化が融合して生まれました。
イギリスでは朝起きてから就寝前までに何度も紅茶を飲む習慣がありました。
そんな中、家庭用ランプの普及で夕食時間が20~21時ころになっていき、昼食からの時間が長くあくようになったことで、夕方の夕食前の小腹が空いた時間に嗜まれていたものがアフタヌーンティーなのです◎
紅茶のお茶うけといえばスイーツのイメージがありますが、アフタヌーンティーにサンドイッチなど食事要素があるのはこのためですね!
上流階級の貴婦人たちの社交の場として重要だったアフタヌーンティーでは、お菓子や紅茶よりもお話が主役。
気品とマナーがある淑女のみの社交の場であり、穏やかに、美しく、そして楽しくお話することが大切でした♡
諸説ありますが、始めたのはアンナ・マリア・ラッセル侯爵夫人と言われています。
19世紀後半には上流階級だけでなく、中産階級にまで広まったようです。
アフタヌーンティーのマナー
現代のアフタヌーンティーはとてもカジュアルなものとなり、食べる順番なども自由である場合がほとんです◎
ただ、本来はスタンドに置かれていたのではなく、使用人が主催している婦人とタイミングを見計らって紅茶やスイーツを給仕していたとか。
現代では主流であるスタンドは省スペースにするために持ち入れられたのがスタート。とはいえ、スタンドの美しさや盛り付けなども今やアフタヌーンティーの楽しみのひとつです♡
その順序でいくと、サンドイッチなどの下段、タルトやケーキなど中段、ゼリーなどの上段、という流れです。
紅茶はミルクなどを入れたくても、最初のひと口はストレートでいただくようにしたいですね♡
服装に関しては、ホテルなどの場合はドレスコードを確認し、失礼のないようにしましょう◎
出典:日英アフタヌーンティー協会公式HP
出典:土井茂桂子「「アフタヌーンティー」という外来社交文化商品の現状と展望」『神戸山手短期大学紀要』第61号、神戸山手短期大学、2018年、55-78頁
まとめ
いかがでしたか?
アフタヌーンティーはホテルやカフェ・レストランなどいろんなところで楽しめます。
結婚式場を兼ねているところも多いので、下見がてら楽しんでいくのもおすすめです♡
美味しい紅茶やスイーツを一緒に楽しめばさらに愛が深まりますね♡