千葉県・市町村独自|出産・育児支援制度

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妊娠が分かると、妊婦健診や出産にかかる費用について不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
妊娠は病気ではないため、原則として健康保険が適用されず、自己負担が発生するケースも少なくありません。
こうした負担を軽減するため、国の制度をもとに、千葉県内の市町村では妊娠期から出産後までを支えるさまざまな支援制度が実施されています。
たとえば、妊娠期間中に推奨されているおおよそ14回分の妊婦健康診査については、全国共通の制度として費用の一部が公費で助成されており、千葉県内でもすべての市町村で助成制度が実施されています。
助成の回数や金額、対象となる検査内容は市町村ごとに異なりますが、妊娠届を提出し、母子健康手帳の交付時に受診票(補助券)を受け取ることで、医療機関での健診時に自己負担額を抑えることができます。
なお、転居した場合は受診票の再交付が必要となることがあるため、転入先の市町村窓口で早めに確認しておきましょう。
ここからは、千葉市や船橋市で実施されている、妊娠・出産期の具体的な支援例をご紹介します。
妊婦のための支援給付事業【千葉市】
千葉市では、妊娠期から出産後までを切れ目なく支援するため、「妊婦のための支援給付事業」を実施しています。
給付金は、妊娠届出時の面談や産後の家庭訪問時に配布される案内から電子申請を行います。
経済的な給付と、保健師などによる相談支援も受けられる点が特徴です。
妊婦のための支援給付事業(妊婦支援給付金)【千葉市】
■対象者
・令和7年4月1日以降に妊娠届出・出産をした千葉市在住の妊婦
・流産・死産を経験した方も対象
※申請時点から給付まで千葉市に住民票があることが必要
■助成内容
・妊娠届出後:妊婦1人あたり5万円
・出産後:胎児1人あたり5万円
※妊娠期・出産後の2回に分けて支給
■申請方法
・妊娠届出時の面接や、出産後の保健師訪問時に配布される案内から電子申請
・申請内容確認後、指定口座へ振込
■千葉市公式HP
妊婦のための支援給付・妊婦等包括相談支援事業【船橋市】
船橋市でも、国の制度をもとに妊婦や産婦に寄り添った支援として、「妊婦のための支援給付・妊婦等包括相談支援事業」を実施しています。
妊娠届出から出産後まで、現金給付と相談支援を一体的に受けられる点が特徴です。
妊婦のための支援給付・妊婦等包括相談支援事業【船橋市】
■対象者
・令和7年4月1日以降に妊娠届出をし、妊婦給付認定を受けた船橋市在住の妊婦
・令和7年4月1日以降に出産した妊婦
・流産・死産を経験した方も対象
※申請・給付時点で船橋市に住民票があることが条件
■助成内容
・妊娠届出後:妊婦1人あたり5万円
・出産後:胎児1人あたり5万円
※現金給付(2回に分けて支給)
※申請受理から給付まで2~3か月かかる場合があります。
■申請方法
・妊娠届出時に母子健康手帳交付窓口で申請
・出産後は乳児家庭全戸訪問(こんにちは赤ちゃん事業)時などに申請
・窓口申請または郵送申請
■船橋市公式HP
ブライダルチェック・妊娠前検査への支援
結婚や将来の妊娠を見据え、健康状態を確認するために行われるブライダルチェックや妊娠前検査は、近年注目が高まっている分野です。
ブライダルチェックでは、感染症やホルモンバランス、婦人科系疾患の有無などを確認することで、将来の妊娠・出産に向けた備えができます。
現時点では、千葉県や県内市町村において、ブライダルチェック(妊娠前検査)を対象とした恒常的な助成制度は設けられていません。
そのため、検査費用は原則として自費負担となるケースが一般的です。
結婚前後や妊娠を考え始めたタイミングで、ブライダルチェックや妊娠前検査を検討している方は、お住まいの市町村の公式ホームページや、医療機関で最新情報を確認してみるとよいでしょう。
卵子凍結に関する支援・取り組み
将来の妊娠に備える選択肢のひとつとして、卵子凍結(社会的卵子凍結)への関心も高まっています。
卵子凍結とは、妊娠を目的とした不妊治療とは異なり、ライフプランや仕事、結婚の時期などを考慮し、健康なうちに卵子を凍結保存する取り組みです。
千葉県内では、柏市が県内で初めて、社会的卵子凍結に対する費用助成制度を実施しています。
柏市の制度では、事前登録や説明動画の視聴を行ったうえで、採卵や卵子凍結、初年度の保管料などにかかる費用の一部について、助成が受けられます。
社会的卵子凍結費用助成事業
■対象者
・柏市に住民票がある18歳以上39歳以下の女性
・不妊治療を目的としない「社会的卵子凍結」を行う方
・事前登録および市が指定する説明動画の視聴等を行った方
■助成内容
・卵子凍結にかかる採卵・凍結費用等の一部を助成
・助成上限額:20万円
※1人1回限り
※初年度の保管料を含む(詳細は公式ページをご確認ください)
■申請方法
・事前に柏市への登録手続きおよび説明動画の視聴を実施
・指定医療機関で卵子凍結を実施後、必要書類を提出して申請
・審査後、指定口座へ助成金を支給
※予算上限に達した場合、受付が終了することがあります。
※2026年1月現在、事前登録が終了していますが、事前登録を開始する際は、柏市公式HPに情報を掲載予定です。
■柏市公式HP
なお、不妊治療に関する助成は全国共通の制度ではなく、自治体によって検査費用や治療費の一部を助成している場合があります。
実施の有無や内容は市町村ごとに異なるため、詳細はお住まいの自治体の公式ホームページをご確認ください。
千葉県・市町村独自|出産祝い制度について
出産後の生活を応援するため、千葉県や各市町村では、出産祝いとして利用できるさまざまな支援制度を実施しています。
現金給付だけでなく、育児用品の支給や地域で使えるサービス、子育てを応援する取り組みなど、内容は自治体ごとにさまざまです。
千葉県全域で利用できる子育て支援「子育て応援!チーパス事業」
「子育て応援!チーパス事業」は、千葉県が実施している子育て支援制度です。
県内にお住まいで、18歳未満のお子さんがいる家庭や、妊娠中の方がいる家庭を対象に「チーパス」が配布されます。
協賛している「チーパスの店」で提示すると、割引や特典などの子育て応援サービスを受けることができますよ!
サービス内容は店舗ごとに異なりますが、日常のお買い物や外食などで利用できる点が魅力です。
千葉県内に住んでいれば幅広く利用できる制度のため、出産後の生活を支えるサポートとして、ぜひチェックしておきたい制度といえるでしょう。
出産を祝う市町村独自の支援制度
千葉県内の各市町村では、出産を祝う目的で、育児用品の支給や地域で使えるチケットの配布など、独自の支援制度を実施している場合があります◎
たとえば、富津市では、育児用品をカタログから選んで受け取れる「すくすくギフト」事業が実施されています。
小さなお子さんを連れて買い物に出かける負担を減らせる点が特徴で、子育て家庭の生活を支える取り組みとして知られていますよ。
また、茂原市では、出産後の経済的負担を軽減するため、子育て応援チケットを配布する制度があり、地域の店舗で利用できる仕組みが整えられているのが魅力です。
鴨川市では、子育て世帯のリフレッシュを目的とした支援事業として、子どもを持つ家庭が利用できるレジャー関連の特典が用意されている年度もあります。
これらの市町村独自の出産祝い制度は、実施の有無や内容、対象条件が年度ごとに見直されることがあります。
なお、浦安市や柏市など一部の自治体では、現金やチケットによる出産祝い制度は目立たないものの、医療費助成や産後ケア事業、子育て相談体制など、出産後の生活を支える支援が充実しています!
出産祝いの有無だけでなく、長期的な子育て支援の内容もあわせて確認しておくと良いでしょう。
お住まいの自治体や、今後引っ越しを予定している市町村の公式サイトを確認し、最新情報をチェックしておくことが大切です。
このほかにも、高校生等医療費助成制度や学校給食費の補助など、子育て世帯を支える支援制度を用意している自治体もあります。
出産後の生活を見据えて、利用できる制度をまとめて確認しておくと安心でしょう。
ブックスタートについて
ブックスタートとは、「すべての赤ちゃんに、絵本と心ふれあう時間を」という思いから始まった取り組みです。
1990年代にイギリスで生まれ、日本でも全国の市町村で実施されています。
千葉県内でも、多くの市町村でブックスタート事業が行われており、赤ちゃんと保護者が一緒に絵本を楽しむきっかけとして、出産後の家庭を支えています。
一般的には、乳児健診や子育て関連イベントの際に、絵本や子育てに関する資料、布製のバッグなどをセットにした「ブックスタート・パック」が配布されます。
配布時期や内容は自治体によって異なりますが、赤ちゃんへの最初のプレゼントとして受け取れるのが特徴です。
ブックスタートは現金給付ではありませんが、赤ちゃんとの時間を大切にするきっかけづくりとして、多くの家庭に親しまれています♡
実施の有無や配布時期、内容は市町村ごとに異なるため、出産後にお住まいの自治体の公式サイトや広報誌を確認しておくと安心でしょう。
注意点とまとめ






































































