いとこ婚のメリット

ここでは、あえていとこ婚を選ぶメリットについてご紹介します。
幼い頃から知っている安心感
いとこ同士は幼少期から一緒に成長してきたケースも多く、お互いの価値観や性格を理解しやすいといったメリットがあります。すでに信頼関係が構築されている分、相手に対する安心感があるのもいとこ婚ならではの魅力だと言えます。
価値観共有やコミュニケーションも円滑
いとこ婚では、お互いの家族同士も兄弟姉妹、あるいは親戚という立ち位置になるので、元々家族ぐるみでお付き合いがある間柄となります。そのため結婚後も親族間のコミュニケーションが円滑である点が大きな魅力に。
また一般的には結婚後に嫁姑問題で苦労するケースもありますが、いとこ婚であれば、嫁姑の前に叔母・姪の関係。元々慕ってきた叔母、また可愛がってきた姪と結婚後は嫁姑関係になってもお互いに知っているからこそ、良好な関係を築きやすくなります。このあたりもいとこ婚ならではのメリットだと言えるでしょう◎
家族間の絆が深まる可能性
いとこ同士が結婚することで、両家の関係がさらに深まることがあります。お互いの子供たちが結婚することにより、親族間での協力がしやすくなり、冠婚葬祭や行事の際の結び付きが強まることも期待ができます。
いとこ婚のデメリット

さまざまなメリットがあるいとこ婚ですが、もちろんデメリットもあります。いとこ婚を考える際は、メリットだけでなくデメリットも理解した上で決断することが重要です。
遺伝的リスクとその影響
法律上は近親婚に該当しないいとこ婚ですが、医学的には近親婚に該当し、血縁の濃い結婚になります。そのため、他人同士の結婚と比べると、特定の遺伝疾患が発生するリスクが高まる可能性があります。
特に劣性遺伝子を持つ場合、子供に遺伝する確率が高まるため、いとこ婚を考える際は、医学的なリスクを事前に把握することが重要です。結婚後に妊娠・出産を計画する場合は、リスクを考慮した上で、子供を持つ・持たないの選択を迫られる場合もあります。
周囲からの偏見や反対意見への対応
日本においても昭和初期頃までは、いとこ婚もよくある話しであったものの、現代の日本でいとこ婚を選ぶ人はごく少数派。そもそもいとこ同士が結婚できることを知らず、近親婚だと捉えてしまう人も少なくはありません。
最近になり日本でも多様性を受け入れる風潮が強くなってきたものの、いとこ婚に関してはまだまだ反対意見が多いのも事実。また場合によっては両親や親戚、友人や職場の人から偏見の目を向けられるケースもあるようです。
離婚後の親戚関係の問題
万が一、離婚をすることになった場合、二人の離婚が親族関係に影響を及ぼすこともあります。親族間の付き合いが難しくなったり、家族間の軋轢が生じる可能性も考慮する必要があります。
また仮に家族間の関係は壊れずとも、冠婚葬祭の際には元配偶者と会わざるを得ないケースもあります。元々親族というのは魅力的なところである反面、元々親族だからこそ断つことができない縁に離婚後苦労する可能性もあります。
いとこ婚における遺伝的リスクとは?対策方法はある?