いとこ婚の実例と体験談

ここでは、いとこ婚の実例と筆者がネットで読んだいとこ婚カップルを取材した記事に基づく考察をお伝えします。
歴史的な貴族や政治家のいとこ婚
歴史上、多くの貴族や大束がいとこ婚を行ってきました。例えば、ヨーロッパの王室では血統の維持のために頻繁に行われており、日本でもかつては天皇家や将軍家などでいとこ婚が行われていたようです。
日本においては以下の5名の人物がいとこ同士で結婚した有名人ですが、今の20代や30代の方にはあまり馴染みのない人物かもしれませんね。
●芥川比呂志
●菅直人
●村上信夫
●色川武大
と言いますのも、現代の日本におけるいとこ婚夫婦の割合は僅か2,23%(国立社会保障・人工問題研究所)とごく少数派。そしてこの数字は日本の夫婦全体での数値となっています。
つまり、いとこ婚が一般的だった昭和初期に結婚した人たちも含まれての数字です。正確な数字は分かりませんが、「令和になって結婚した人の内いとこ婚をした人の割合」など、範囲を狭めるとこの割合が更に低くなる可能性があります。
現代におけるカップルの実例

現代の日本において、政治家や有名人などでいとこ婚をした、あるいはいとこ婚を公表した人を見つけることはできませんでした。このことからも仮にいとこ婚をしていても周囲の目を気にして公にしていないことが考えられます。
またネットでは、実際にいとこ婚をした人の取材記事を読むことができましたが、まだまだいとこ婚に対する理解を得るのは難しく、苦労しているケースも少なくないようです。
幸せな結婚のはずが…
いとこ婚を機に両家の言い争いが増えてしまったケースや結婚は認めてもらえたけれど、子供を持つことは反対されているケースなど本当にさまざま。もちろん幸せないとこ婚をしているカップルも世の中にはたくさんいらっしゃることと思います。
一方で、このようなたくさんの苦労が自分に降りかかる可能性があることも、頭に入れておくことが大切なのかもしれませんね。
参考記事:「いとこ婚」が親族間トラブルに発展…!「絶対に妊娠なんてさせないからっ!」という姑が夫婦に対し、大量に差し入れた「驚きのモノ」(著:清水芽々氏)
いとこ婚を選択する際のポイント