美白・美容内服治療薬3:ビフロキシン配合錠
女性の肌悩みのひとつに挙げられるニキビの予防や改善、肌荒れの改善に効果を発揮する内服薬がビフロキシン配合錠。こちらの薬は、タンパク質や脂質のターンオーバーを促進することで、ニキビ予防や湿疹、ニキビによる色素沈着などに効果を発揮します。
またビタミンB2やB6が含有されており、抗炎症作用の効果にも期待ができます。肌荒れはもちろんですが、口内炎の予防や治療などに使われることもある薬です。
●肌荒れの改善
ビフロキシン配合錠の副作用
主な副作用として、手足のしびれや知覚異常などが報告されています。基本的には一時的なもので、時間を置くことで症状が治まります。しかしどれだけ時間が経過しても症状が治まらない場合などは、すみやかに医師に相談することをおすすめします。
美白・美容内服治療薬4:ハイチオール
皮膚や髪、爪のもととなるタンパク質を構成するアミノ酸の一種であるハイチオール。ビタミンCと一緒に摂取することでシミの原因になるメラニンの生成を抑制。肌に沈着した黒色メラニンを無色化します。
またハイチオールは肌のターンオーバーを正常化させる効果にも期待ができます。根気強く服薬を続けることで、毛穴のつまりを解消し、ニキビなどの肌トラブルも改善します。
●肌トラブルの改善
●毛穴詰まりやニキビの改善
●シミ・そばかすの改善
ハイチオールの副作用
ハイチオールを服薬することで、むかつきや下痢、口の渇き、軽度の腹痛などの副作用が生じる可能性があります。
ハイチオール自体は副作用が生じにくい薬なので、これらの副作用が生じることは非常に希です。もしハイチオールの服用に伴い副作用が生じた場合は、早めの受診をおすすめします。
美白・美容内服治療薬5:ユベラ
ビタミンEを主成分とし、トコフェロール酢酸エステルという有効成分を含んでいるユベラ。服薬することでシミやそばかすなどの改善、また美白・美肌効果に期待ができます。
またユベラは抗酸化作用を持つ医薬品なので、服薬を続けることでシミのできにくい肌に肌質そのものを改善することができます。
●美白・美肌効果
ユベラの副作用
ユベラを服用することで、便秘や胃の不快感、下痢、発疹などの副作用が生じる可能性があります。但し、副作用の発現率は1%未満なので、過度に心配する必要はありません。
美白・美容内服治療薬は保険適用外?

美容目的で美白・美容内服治療薬を処方してもらう場合、例え受診先が皮膚科であっても原則的には保険適用外の自費診療となります。と言いますのも内服薬は治療を目的として処方するものであり、美白・美容での処方は必ず必要なものではないからです。
一方で、ニキビや肝斑、炎症後色素沈着の治療として内服薬が処方された場合、保険が適用されることもあります。しかし、いずれにせよ保険適用の範囲で処方できる薬には限りがあります。トラネキサム酸がその分かりやすい例のひとつで、仮に肝斑の治療を目的とした処方であっても保険適用外となります。
美白・美容内服薬を服薬する際の注意点