ご祝儀2万円の包み方

先ほどご紹介したように、ご祝儀で2万円を包むことは、現在では決して非常識ではありません。ただし、新郎新婦やそのご家族の中には「偶数=割れる」という考え方にこだわる方もいるかもしれません◎
だからこそ、ご祝儀として2万円を包む場合は、包み方に工夫することで縁起の面に配慮する必要があります。ここでは、2万円を包む場合におすすめの包み方を2パターンご紹介します。
ご祝儀2万円の包み方①お札の枚数を3枚に
まずおすすめしたいのが、1万円札1枚と5千円札2枚で、お札が合計3枚になるように包む方法です。金額は2万円で偶数になりますが、お札の枚数は3枚の奇数になるため、縁起を担ぐことができます。
特に新郎新婦やそのご家族が伝統的な価値観を大切にしていそうな場合は、こうした小さな心遣いが喜ばれるはずです◎
ご祝儀2万円の包み方②お札の枚数を2枚に
一方で、新郎新婦やそのご家族がそこまで縁起にこだわらないようであれば、1万円札を2枚そのまま包むという方法もあります。
実際にゲストの多くがご祝儀に使うのは1万円札。そこに5千円札が混ざっていると受付や集計の際に手間がかかるケースもあります。実用面を重視するのであれば、分かりやすさを優先した包み方が好まれる傾向があります。
2万円のご祝儀が気になる場合

もし、ご祝儀の金額が「2万円では少ないよね?」と気になる場合は、ご祝儀の金額以外の方法で、祝福の気持ちを伝えるのもおすすめです。
●受付や余興などを手伝う
●ちょっとしたプレゼントを一緒に渡す
このような気遣いのある行動があると、新郎新婦にも結婚を祝福する気持ちがしっかりと伝わるはず。また、ご祝儀の相場金額は地域や相手との関係性によっても異なるため、自分の立場に合わせて判断することが大切です。
結婚式はご祝儀よりも「お祝いの気持ち」が大切な場です。無理のない範囲で、自分らしくお祝いできるのがベストです◎
心配な場合は新郎新婦に前もって相談を◎

ご祝儀の金額について「やっぱり2万円だと失礼かな?」と、どうしても不安がある場合は、思いきって新郎新婦に前もって相談するのもおすすめです。
最近ではゲストに無理をさせないように配慮しているカップルも多く「気にしないで」「来てくれるだけで嬉しい」と言ってくれることも◎
行き違いで関係が壊れるケースも…!
また、新郎新婦の中には、事情を知らないままご祝儀が2万円だった場合に「何か気に障ることをしたかな?」と、心を痛めてしまう方もいらっしゃるようです。もちろん、そんなつもりはなくても、金額だけが一人歩きしてしまうこともあるかもしれません。
だからこそ、事前に一言伝えておくことがとても大切です。例えば「今ちょっと出費が重なっていて、2万円しか包めないけど、それでも出席して大丈夫かな?」と、さりげなく気持ちを伝えるだけで、新郎新婦も安心して当日を迎えられるはず。これからも良い関係でいるためにも、コミュニケーションを大切にしていただければと思います◎
ご祝儀を2万円にする際の注意点