結婚式のクライマックスを感動的に飾る花嫁の手紙。今日まで大切に育ててくれた両親に向けて、伝える感謝の言葉に、会場全体が感動に包まれ、なかには涙を流す方もいらっしゃいます。
基本的には、花嫁さまから自分のご両親に向けて綴る花嫁の手紙ですが、実は結婚式では義両親にも一言付け加えるのがちょっとしたマナーのような感じ。とは言え、義両親に向けて何を伝えればいいの?と悩む花嫁さまに向けて、本日は義両親への一言におすすめのメッセージテンプレートをお送りします◎
花嫁の手紙の基本構成
花嫁の手紙は多くの場合、次のような3部構成になっています。
2.エピソード
3.結び
結婚式のクライマックスを飾る花嫁の手紙は長すぎても短すぎてもゲストにいい印象を与えません。最後まで心地良く見守ってもらうためにも、2~3分程度で簡潔にまとめるのが理想的。これは文字にすると600~800文字程度になります。
ここからは各構成について詳しくご紹介します。ポイントを押さえることで、スムーズに書き進められるはずです◎
1.書き出し

書き出しは花嫁の手紙の導入部分になります。ここでは、まず最初にゲストへの挨拶を述べ、そのあとに手紙を贈る相手に語りかけるように書き出すと、聞いているゲストにも親しみやすい文章になります。
みなさま、本日は私たち夫婦のためにお集まりいただき、本当にありがとうございます。私事ではございますが、この場をお借りして、両親へ手紙を読ませていただくことをお許しください。
お父さん、お母さん、今日まで◯年間大切に育ててくれて、本当にありがとうございました。今日という幸せな日を迎えられたのも、今まで育ててくれたお父さんとお母さんのおかげです。
今日までの◯年間を振り返ると数え切れないほど、たくさんの思い出があります。
(208文字)
冒頭の挨拶には、結婚式を挙げる季節や天気に合わせて言葉を足すのもおすすめです。(例:本日は暑い中、私たち夫婦のために…など)
2.エピソード

花嫁の手紙では、小さい頃の思い出や特に感謝していることなど、両親との具体的なエピソードを盛り込みながら書いていきます。
昔から仕事一筋で夜遅くまで働いていたお父さん。忙しくても私たち子供の学校行事には必ず顔を出してくれましたね。夏休みはキャンプ、冬休みはスキー、その季節にしかできないたくさんの経験をさせてくれました。めったに自分ではご飯を作らないお父さんでしたが、私が大好きなカレーだけはよく作ってくれましたね。久し振りにお父さんのカレーが食べたいです。
お母さんとは喧嘩もたくさんしましたが、今ではなんでも話せる中になりましたね。「自分の好きなことをしたら良いよ」と私を信じ、私がやりたいことを自由にチャレンジさせてくれる環境を作ってくれたからこそ、さまざまな経験を積むことができました。
思い返してみると、私は小さい頃から今日に至るまで、お父さんとお母さんのおかげで本当にたくさんの経験をし、そして人に恵まれた人生を歩むことができました。今日まで支えてくれて、本当にありがとうございました。
(386文字)
エピソードの部分は最も花嫁さまらしさが出る部分。だからこそ、自分とご両親ならではのエピソードを盛り込みましょう◎
3.結び

最後に新生活に向けての決意表明、両親への感謝の気持ちを述べて、義両親へ一言を盛り込みます。また、最後はゲストへの感謝の気持ちを述べると、より良い花嫁の手紙になります。
お父さん、お母さん、これまでたくさんの愛情を注いでくれてありがとう。これからもどうぞ宜しくお願いします。◯◯さんのお父様、お母様、至らぬ点もあるかと思いますが、これから精一杯頑張りますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
今日という日を無事に迎えられたのも、皆様のおかげです。本当にありがとうございました。これからも私たち夫婦をどうぞ温かく見守ってください。
(182文字)
義両親にメッセージは必要なの?