外のしが適切な場面
外のしは贈答品をお渡しする時、表書きが贈り先さまにはっきりと見えます。
贈り物であることを強調したい場合や自ら持参して手渡す場合には
包装紙の外側にのしをかけることで
贈り先さまにどんな目的で贈ったかが即座に伝わるため、
結婚・出産祝いなどは外のしが適切といえます。
結婚・出産祝いのマナーは、
状況に応じて最適なものを選ぶように気をつけましょう。
さきほど説明したとおり、外のしは贈答品をお渡しするときに
表書きが相手にわかりやすいという利点があります。
そのため、贈り主の思いが伝わりやすく、
贈り先におめでたいことやお祝い事があった場合の贈答品に使うのが適切です。
例えば、結婚祝いや出産祝いなどが適切な利用シーンとなります。
内のしが適切な場面
内のしは、包装紙の内側に付けるため外のしよりは控えめな付け方になります。
控え目に送りたい場合や、配送で贈答品を送る場合は、
包装紙で包む前にのしをかけます。
手土産に選んだものが包装紙がかけられないような形状のものだった場合は、
直接品物にのしをかけ、風呂敷に包んで持参します。
主に、贈り主(あなた)におめでたいことやお祝い事が
あった場合に使うのが適切とされています。
あなた自身の慶事なので、主張を控えた内のしを使用するというわけです。
主に、結婚や出産の内祝い(お返し)の品に用いられます。
まとめ
マナーは単なる形ではなく、思いを言葉や行動に表すためのものと言えます。
のしをつけた理由や水引を選んだ理由を聞かれることはあまりないかと思いますが、
結婚挨拶の際の状況をふまえ目的を持って選ぶようにしましょう◎