金銭感覚の違いが生じたときの対処法
そもそも夫婦間で金銭感覚に違いがあることは一般的なことです。と言いますのも、各個人が異なる経済的価値観や優先順位を持っているため、むしろ違うことが当たり前くらいに考えておくのがベストです。
だからこそ、結婚後に夫婦間で金銭感覚の違いが生じた際は、しっかりとコミュニケーションを取ることが大切になります。夫婦で話し合うことでお互いの立場や価値観を尊重し、妥協できるポイントを見付けましょう。ここでは、金銭感覚の違いが生じたときの対象法をお伝えします。
01:夫婦でお金について話し合う
夫婦の一方が節約や貯金に対する意識が低い場合、一度夫婦でお金について話し合う場を設けましょう。このとき、感情に任せて怒るのはナンセンス。責められた側も感情的になり、話しの論点がずれる可能性があります。
おすすめの方法は、今の夫婦の収入や支出をまとめ、このまま生活を続けると「どのような問題が起きるのか」を明確にし、説明すること。支出の無駄を明確にしておくことで、節約や貯金にどんなアクションが必要であるか具体的かつ建設的な話し合いができるはずです。
02:折り合いを付ける
夫婦がお互いに贅沢したいと考えるポイントが異なるのであれば、「生活に支障が出ない範囲で自由にお金を使っても良い」と決めてしまうのもおすすめです。具体的にはお小遣いの金額を決め、お小遣いの範囲であれば、相手の出費に対して文句を付けないこと。このように双方が守るルールを決めるとお金に関する夫婦間のトラブルが格段に減ります。
実際に筆者の周りでは、多くの夫婦がこの方法を採用しています。共働き夫婦が多いこともあり、ある程度は自分が自由に使えるお金を持つこと自体がストレスの解消に繋がっているように感じます。
03:貯金の目標金額を設定
夫婦の共同財産を増やす目的で貯金をするのであれば、夫婦で共通の目標を設定するのも有効です。
●子供の教育費を貯める
●海外旅行に行くために貯める
このとき、ざっくりでも構わないので目標金額を設定すると尚良し。「あと◯円で目標金額が貯まる」など、ゴールが明確になると人は頑張れるものです。夫婦で共通の目標を持つことで、節約や貯金が苦手なパートナーからの協力も得やすくなるはずです。
結婚前に金銭感覚が近い人を選ぶという選択も◎