逆に取り過ぎ注意の成分はあるの?
妊娠期間中に積極的に取っていただきたい栄養素を知っていただけたところで、次は妊娠中は極力避けていただきたい成分についてお伝えします。
今からご紹介する成分は過剰摂取することで、ママの健康や赤ちゃんの発達に悪影響が出ることもありますので、ご充分にご注意くださいね!
1:ビタミンA
ビタミンAは目や皮膚、粘膜の健康維持に欠かせない栄養素ですが、妊娠初期に過剰に摂取するとおなかの赤ちゃんに器官形成異常が起こる可能性が高くなります。
ビタミンAが特に多く含まれる食材はうなぎやレバーですので、妊娠初期は食べすぎにはご注意くださいね!
2:ヨウ素
不足しても過剰摂取してもおなかの赤ちゃんに影響があると言われているヨウ素は、摂取量の調整が難しい食材のひとつ。
ヨウ素は特に昆布に多く含まれるため、日本人は過剰摂取になってしまう傾向が強いとのことです。過剰摂取を防ぐためにも、妊娠期間中は塩昆布や酢昆布、昆布の佃煮やお吸い物を毎日のように食べすぎないように気を付けてくださいね!
気になる方は、だしは昆布でなく、かつお出汁を使用するなど、工夫しながらお食事をお楽しみましょう◎
3:ヒ素
健康被害を及ぼす成分であるヒ素も妊娠期間中は特に注意したい成分のひとつ!このヒ素はひじきに含まれているため、食べすぎないよう注意が必要です!
ただし、ひじきは身体に必要な成分である鉄分やカルシウムを補えるため、全く食べないで!というわけではありません。週に1回、小鉢に1杯程度の量であれば、問題はございませんので、頻度と量に気を付けながら摂取してくださいね◎
4:水銀
本来身体にいい魚も、種類によっては食物連鎖の過程で体内に水銀を蓄積してしまっている場合があるので、注意が必要に!食べる量によっては、赤ちゃんの発育に影響を与えてしまう可能性があるので、こちらも食べる頻度と量に気を付けて、適度な摂取を心掛けましょう。
気を付けたい魚の種類は、キダイ、マカジキ、ミナミマグロ、キンメダイ、メカジキ、メバチマグロなど。
これらの魚を摂取する場合は、1週間あたり切り身半分~1切れまでに抑えるよう気を付けてくださいね◎
赤ちゃんのためにこれは避けて◎
ここまでお読みいただき、普段何気なく摂取している成分が、実は赤ちゃんに良くない…ということを知っていただけたかと思います。
しかし、ここまでご紹介した成分は、頻度や量に気を付ければ、取っていただいても問題はございません☆
ここからは、妊娠期間中は避けていただきたいものを3つピックアップしてご紹介します。
1:アルコール・タバコ
こちらは言語道断!妊娠が分かったら即ストップしてください!辞めることがママのストレスになる…という場合も、ここはぐっと堪えて!赤ちゃんのために妊娠期間中&出産後も授乳期間中は原則NGです><
と言いますのも、喫煙するとおなかの赤ちゃんに十分な栄養や酸素が届かなくなり、流産・死産・先天性異常などのリスクを抱えることになります。
また飲酒は赤ちゃんの脳の発達を阻害する「胎児性アルコール症候群」のリスクを高めることになるので、注意が必要です!ママ・赤ちゃんともに健康でいるために、妊娠が分かったらアルコールとタバコは即辞めてくださいね!
2:カフェイン
妊娠期間中はコーヒー、紅茶、緑茶などに含まれるカフェインを取りすぎると鉄分の吸収が悪くなり、貧血になりやすくなります。
実のところカフェインの胎児への影響はまだはっきりと分かっていませんが、過剰摂取は胎盤への影響や出産時の低体重などのリスクがあると言われています!
「影響が分かってないのであればいいじゃん」ではなく、影響が分からないからこそ、何が起こりうるか分からないと考え、カフェインの過剰摂取は行わないよう気を付けてくださいね*
3:生もの
生魚・生肉・生卵といった「生もの」には、寄生虫や菌が付着していることがあり、感染すると赤ちゃんに影響が出たり、食中毒にかかったりする恐れがあります。
万が一食中毒にかかった場合も、妊娠期間中は服用できる薬に制限があるため、苦しい思をするのはママ自身になります…><
ママ自身が自分の身体を守るということも含め、妊娠期間中は生ものにはご注意をお願いできればと思います◎
妊娠時期に合わせた食事を楽しもう☆
妊娠期間中は時期によって、必要な利用の量ウや食べ方のポイントは変わって参ります。例えば、妊娠初期はつわりがつらい時期なので、吐き気が辛い方は栄養素は気にしすぎずに、まずは食べられるものを食べ、ママ自身が倒れてしまわないように気を付けましょう。この時、サプリメントなどで葉酸を補うことを忘れないよう気を付けましょう!
体調が安定してくる妊娠中期になると、胎盤が完成し、ママのとった栄養により赤ちゃんの発達が左右される時期に入ります。ですので、この時期はしっかりと栄養バランスが整った食事を取るように徹底しましょう。
最後に妊娠後期はたんぱく質の必要量が増加する時期となります。また、この時期は妊娠高血圧症や妊娠糖尿病のリスクが高まる時期になりますので、塩分・糖分・脂質分の多い食事は避け、健康的な食生活を心掛けましょう◎
いかがでしたでしょうか?
本日は妊娠期間中にママが積極的に摂取した方が良い栄養素と、逆に控えた方が良い成分・食べ物・飲み物などについてご紹介させていただきました!
あまり気を張り詰めてしまうと、返ってママの負担になってしまう可能性がありますので、ポイントは抑えつつ、健康的な食生活を心掛け、母子ともに健康で健やかに過ごせるよう意識しましょう☆