モラハラ行為の実例
近年テレビのニュースなどでも目に触れる機会が増えたモラハラですが、では実際にどのような行為が「モラハラ」と定義されるのでしょうか?実例をご紹介します。
実例を確認することで、自分でも知らず知らずの間にモラハラの加害者、あるいは被害者になることを未然に防げるはずです。
モラハラ行為①侮辱・嫌がらせ
パートナーや家族、または職場の同僚や上司からの侮辱的な言葉や嫌がらせなどは全てモラハラに該当します。例えば「あなたは無脳だ」「あなたの存在がうざい」など。一方どのようなシーンにおいても必要な指導や指摘はここには該当しません。
例えば職場などで自分自身がミスをし、周囲に迷惑を掛けた際に同僚や上司からお叱りの言葉を受けるのは「指導」に該当します。やや線引きが難しい部分ではありますが、全てにおいてモラハラだ!と声を上げることは逆パワハラに該当する場合がありますので、注意が必要です。
モラハラ行為②無視
例えばパートナーや家族と喧嘩をした時など「熱りが冷めるまでの間はそっとしてほしい」と思うのは普通のことです。しかし度を超えて相手の気持ちや意見を無視し、会話や関係性を避けるところにまで至ってしまうとモラハラに該当する可能性があります。
例えば、パートナーや家族が話しかけても無視をする、会話を避ける、または家族が一人を無視して他の家族との交流を楽しむ等がモラハラに該当します。これは家族間、特に親子間においてもやってしまいがちな行為なので気を付けて。相手に対し、どれだけ怒りを覚えても最後は話し合いで解決することを心掛けましょう◎
モラハラ行為③恐喝や脅迫
当たり前ですが、相手に対して恐喝や脅迫を行うような行為は全てパワハラに該当します。
例えば、パートナーに自分の言うことを聞かなければ、離婚すると脅す。職場で昇進を約束して成果を強要する。などが挙げられます。特に後者は相手への期待を込めて言ったつもりが知らず知らずの内にパワハラに該当している場合があるので注意が必要です。
モラハラ行為④否定
若干線引きが難しい内容ではあるものの、相手を否定するような行為も場合によってはパワハラに該当する可能性があります。例えば、公共の場で大声を出したり、ポイ捨てをしたりなど、誰が見ても不適切な行為をしている人に対し、注意を促すことはここに該当しません。
しかし、相手の感情や思いを否定する行為はモラハラと見なされる場合がありますのでご注意を。間違っても「あなたの感情が間違っている」など、相手の気持ちを逆撫でするような発言は控えましょう。
モラハラ行為⑤隠し事や秘密の漏洩
当たり前ですが、夫婦間、家族間、また職場間で口外しないことを頼まれたことに対し、本人の許可無く第三者に漏らすことはパワハラに該当します。
もちろん内容によっては笑い話で済むこともありますが、一般的に家庭内の経済事情や夫婦関係、また体調面(病気)などについては他人には話してほしくないと考える人が多いようです。
姑がやりがちなモラハラ行為