控除額の計算方法

住宅ローン減税による控除額は、年末時点での住宅ローン残高によって変わります。具体的な計算方法については次でご紹介します。
控除額=住宅ローンの年末残高×控除率(2025年1月現在は0.7%)
控除額の上限については、マイホームを購入する方の年齢や家族構成により変動します。基本的には、若者夫婦もしくは子育て世帯がより優遇させるように控除額の上限が設定されています。
控除額をシミュレーションしてみると?

●年収 :500万円
●購入物件:新築(長期優良住宅)
●借入額 :6000万円
●返済期間:35年
●金利 :1.0%
●控除率 :0.7%(2025年1月時点)
この場合、年末時点での住宅ローン残高に基づく控除額は最大5000万円。控除期間は13年間になります。ただし、仮に年末時点でのローン残高がほぼ満額の6000万円だったとしても、控除の上限が5000万円なので、以下の計算になります。
控除額=5000万円×0.7%=35万円
※13年間の控除額を合計すると、35万円×13年間=455万円となります。
実際の節税効果とは?
しかし、実際のところ年収500万円のケースでは、所得税や住民税の支払額との兼ね合いで、以下のように想定されます。
所得税の控除額:15万円前後
住民税の控除額:9.75万円(住民税控除の上限)
合計控除額(1年目~13年目):年24.75万円×13年=約321.75万円
単純にまるっと455万円お得になるわけではないので、ご注意くださいね!
住宅ローン減税の手続き方法をご紹介します◎