イントロダクション
アテネで36年間、
高級スーツの仕立て屋店を
父と営んできた寡黙なニコス。
だが不況で店は銀行に差し押さえられ、
父は倒れてしまう。
崖っぷちのニコスは店を飛び出し、
手作りの移動式屋台で仕立て屋を始める。
だが道端で高級スーツは全く売れず、
商売は傾く一方・・・。
そんな時、思いがけないオファーがくる。
「ウェディングドレスは作れる?」
これまで紳士服一筋だったニコス。
思い切ってオーダーメイドのドレス作りを始めるが―!?
一歩を踏み出した生真面目な仕立て屋。
彼が作る色とりどりのドレスが、
新たな出会いと幸せを繋いでいく、
希望溢れる感動作!
本国の映画祭で三冠達成
本国ギリシャ最大のテッサロニキ国際映画祭でギリシャ国営放送協会賞、青年審査員賞、国際映画批評家連盟賞の三冠に輝き、イタリアのベルガモ・フィルム・ミーティングで最優秀監督賞と観客賞をW受賞、タリン・ブラックナイト映画祭、コスモラマ-トロンハイム国際映画祭、クリーブランド国際映画祭に正式出品されるなど、世界中の映画祭から喝采を浴びた話題作です。
舞台は別名「太陽の国」と呼ばれる、ギリシャ。
アテネの市街地や郊外、
エーゲ海沿いなどの心躍る風景。
そして楽しくにぎやかな
ギリシャの結婚式や活気に満ちた市場など、
異国情緒あふれるシーンが垣間見え、
まるでギリシャを
旅したかのような気分を味わえます◎
老舗テーラーを営むスーツ職人である
ニコスの日常着はスリー・ピース・スーツ。
足踏みミシン、
天井から吊るされた裁ちばさみ、
特注の型紙を操り、
縫い目一つにまで完璧さを追求し、
オーダーメイドで理想の一着を仕立ててきました。
ある意味、時代遅れとも言える
その昔堅気なニコスが、
新たに挑戦するのがまるで別世界の
ウェディングドレス。
ウールからシルクに布地を変え、
彼が創り出す個性的で
細部にまでこだわった
美しいドレスの数々が、
本作のもう一つの主人公となっています。
多くの著名人からレビューも!
ちょっとリアルで、ちょっとロマンティックで、
間抜けのようで素晴らしい!
こんな美味しい映画、初めて!
−−−―谷川俊太郎(詩人)
人生毎日テーラーメイド、ウェディングドレスで
主人公は何と未来を誓ったのか
自分の人生を初めて採寸した彼の笑顔!
しびれた!
−−−―小堺一機
美しいギリシャの青空の下、登場する人々の輝く笑顔に
心が温まり幸せな気持ちに!
求められるところに人は役割がある。
一生懸命取り組めば道は開き人生も仕立て直せる!
心に勇気がもらえる、今の時代に見てほしい作品です!
−−−―アン ミカ(モデル・タレント)
不況で倒産寸前になった父親から受け継いだテーラーを
息子が華やかなウエディングドレスの専門店として立ち上げるまでの
悲喜こもごものプロセスを描いた感動作。
そしてその店は、多くの顧客の人生の仕立て屋であることも暗示している。
−−−―桂 由美(ブライダルファッションデザイナー)
スーツからドレスへと変幻するように、
主人公ニコスの人生も華やかに仕立てられてゆく。
服で窮地に立たされ、また救ってくれたのも服。
縫製の美しいシーンとともに、輝ける生き方を教えてくれる映画!
−−−―篠原ともえ(デザイナー/アーティスト)
どんな「人生」にも中年オヤジは、自前のダンディズムで立ち向かうのは世界共通!
この役、やりたかったー!
−−−―光石研(俳優)
「時代は変わった!」
男たちのマナーやエレガンスはもはや忘却の彼方へ
アナログとハイテク
身だしなみと無頓着
変わりゆくもの、変わらぬもの
テーラー、仕立て屋、、、。 注文服とは古き佳き時代から継承される素晴らしき個別的な物づくりの世界。対話と技術が夢の一着を作り出す。人生を豊かにするものだと思います。
同じ仕事を営むテーラーとして胸に響きました。
−−−―山本祐平(『テーラーケイド』オーナー)
限られた言葉で多くを語る。
「テーラー 人生の仕立て屋」は、
まるで俳句のような世界観で描かれる素晴らしい作品です。
−−−―在日ギリシャ大使 コンスタンティン・カキュシス
キャストプロフィールも