「1年間、健康で幸せに過ごせますように」という意味を込めて豆をまく、日本古来の伝統行事「節分」。
みなさんも子どもの頃に、1度は「鬼は〜外!福は〜内!」の声がけとともに豆まきをしたことがあるでしょう。
新潟県内では、節分の日に各地の神社や寺で節分・豆まきイベントが行われています。
子どもから大人まで楽しめるイベントもあるので、1年の無病息災を願って節分・豆まきイベントに参加してみてはいかがでしょうか?
本記事では、新潟県内で開催される節分・豆まきイベントをご紹介します!
本成寺の鬼踊り
三条市西本成寺に所在する「本成寺」では、節分の日に「鬼踊り」と呼ばれる節分祭が行われます。
鋸や斧、刃物などを持った鬼たちが本堂で暴れる様子は、まさに迫力満点。
中には、鬼たちが現れた瞬間に泣き出してしまう子どもも多くいらっしゃいます。
「鬼に抱かれた子どもは健康に育つ」という言い伝えがあることから、鬼に抱っこしてもらおうと子どもを捧げる親御さんの列が絶えないのだとか。
鬼に抱かれながら泣き叫ぶ子どもたちの姿は、「本成寺鬼踊り」における伝統的な光景となっています。
鬼踊りの最後に豆まきをして鬼を撃退させるのですが、子どもから大人までみんな楽しそうです!
ちなみに本成寺鬼踊りでは、5色の鬼と三途川婆(そうずかば)が現れ、それぞれ異なる意味が込められています。
・赤鬼:人間のすべての悪い心をあらわしている
・青鬼:貧相で欲深い心をあらわしている
・黄鬼:愚痴や甘えの心をあらわしている
・緑鬼:おごりたかぶりの心をあわらしている
・黒鬼:疑いの心をあらわしている
・三途川婆:強欲なねたみの心をあらわしている
鬼たちに豆を投げて、厄除けと開運のお祈りをしましょう。
コロナ禍の前は一般公開をしており、およそ3万人の参拝者が訪れる人気の節分行事でした。
新型コロナウイルス感染症が流行してからは、来賓招待者や祈願者のみで執り行われているそうです。
【開催日時】
2024年2月3日
11:00~ 事業繁栄祈願、厄歳お祓い祈願 (事前申込が必要)
14:00~ 一般参詣者 (本堂、入堂は有料、事前申込が必要)
午前、午後ともに本堂外での参拝は無料です。
※当日は本成寺道路は車両通行止めです。
興味がある方は随時、本成寺のインスタグラムをチェックしてみてください!
住所:新潟県三条市西本成寺1-1-20
アクセス:JR信越本線「三条駅」より徒歩約10分/北陸自動車道「三条燕IC」より車で約15分
新潟総鎮守 白山神社の節分祭
新潟市中央区に所在する「白山神社」では、節分の日に一年の厄祓と健康を祈る「節分祭」が行われます。
なんと節分祭で豆をまくのは、中央区古町を拠点に活動している古町芸妓です。
芸妓さんの中でも、厄年にあたる芸妓さんが厄祓いの意味を込めて豆をまきます。
まかれた豆は福豆とされ、年齢の数だけ食べることで開運厄除のご利益をいただけると言われています。
そのため、豆まきの際には袋や帽子を持参して、芸妓さんたちがまいた豆をキャッチする参拝者の姿が印象的です。
また、1月の上旬から当日には、家で豆をまく用の「福豆」が販売されます。
開運厄除けのご利益をいただきたい方は、ぜひ福豆を購入してご自宅でも豆をまいてみてください!
節分祭は自由参加ではなく、「節分追儺祭」の祈祷申込をした方限定となるそうです。
【開催日時】
2024年2月3日(土)
14時30分より 節分追儺祭のおはらい
おはらい終了後15時ごろより 豆まき神事、直会(福豆、福升、御守護等の授与)
※節分追儺祭をお申込みの方のみ、豆まき神事(豆をひろう)のみの参加はできません。
15時30分ごろ 節分祭終了
事前申し込みが必要なので、詳しくは白山神社のHPをご覧ください。
住所:新潟県新潟市中央区一番堀通町1-1
アクセス:女池ICより車で約10分/桜木ICより車で約10分
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