新潟の節分について*落花生がまかれるのはなぜ?
新潟県の豆まきは、他の地域で行われる豆まきとは少し異なります。
一般的な豆まきでは「大豆」がまかれるようですが、新潟県の家庭では大豆よりも「落花生」をまくことが多いです。
節分が近づくと、県内のスーパーには落花生の商品がずらりと並びます。
新潟県の他にも北海道や東北、北陸地方などで、節分の日に落花生をまく習慣があるそうです。
落花生は殻付きの状態でまくケースが多く、拾った後は中に入っているピーナッツを食べます。
そもそも、なぜ節分の日に落花生がまかれるようになったのでしょうか…
それには「雪」が大きく関係しています。
通常、節分の日は厄払いのために、家の中と外に豆をまきます。
しかし、北海道や新潟県などの雪国では、雪の上に大豆をまくと見つけづらく拾いにくいといった難点がありました。
そこで、「雪の中でも見つけやすい」「拾いやすい」「中身が濡れない」「無駄にならない」といった理由から、落花生がまかれるようになったと言われています。
また、これらの理由とは異なり、「収穫量が多い」という理由から宮崎県や鹿児島県でも落花生を用いて豆まきを行う家庭も多くあるそうです。
節分祭で1年の無病息災を願おう!
新潟県では、節分の日に各地の神社やお寺などで豆まきが行われます。
迫力のある鬼が登場したり、芸妓さんが豆まきをしたり、寒修行を終えた人が豆まきをしたりと、開催内容はさまざま。
興味のある方は、ぜひ豆まきに参加してみてはいかがでしょうか?
豆まきは、子どもから大人まで楽しめること間違いなし!
開催内容が異なる可能性もあります。
HPやインスタグラムなどで情報を随時チェックしておくと安心ですよ。