甥や姪の結婚式に招待された際、「叔母としてどんな服装で出席すればよいの?」と悩む方は少なくありません。親族として恥ずかしくないきちんとした装いが求められる一方で、華やかさや品のある雰囲気も大切です。本記事では、叔母として結婚式に出席する際の服装マナーや避けるべきNG例、おすすめのコーディネートまで、わかりやすく解説します。
叔母の結婚式服装マナーの基本
叔母は新郎新婦の親族として、ゲストとは違った立場で結婚式に参加します。失礼のないよう、基本的な服装マナーを押さえることが大切です。ここでは、叔母としてのフォーマル度の目安や服装選びのポイントを解説します。
叔母の服装はどこまでフォーマルにするべき?
叔母は新郎新婦の親族として、ゲストよりもややフォーマルな装いが求められます。
格式高い会場であればセミフォーマル〜フォーマルなドレスやスーツが適切で、昼間は明るめの上品な色、夜は落ち着いた色味のドレスが好まれます。
親族としての立場を考えた服装選びのポイント
新郎新婦の親族は列席者の中でも目立つ存在です。控えめでありながら華やかさも忘れない装いが理想です。
肌の露出を抑えたデザイン、質感の良い素材を選ぶことで、きちんと感と上品さを演出できます。
年齢別・体型別のおすすめスタイル
50代〜60代の方には、シンプルで落ち着いた色合いのワンピースやジャケットスタイルが人気。ストールやブローチでアクセントを加えるのもおすすめです。
ふくよか体型の方は、ウエストに締め付けのないAラインワンピースやセットアップを選ぶと体型カバーができます。スリム体型の方は、タイトすぎないフィット感のドレスで、品のあるシルエットを意識しましょう。
結婚式で避けるべきNG服装
どれだけおしゃれでも、結婚式にはふさわしくない服装というものがあります。ここでは、叔母としての立場を踏まえた「避けるべき服装」の具体例を紹介。失礼のないコーディネートで、結婚式をお祝いしましょう。
白系や全身黒はNG?避けるべき色とは
白は花嫁の色とされるため、白やアイボリー、オフホワイト系は避けるのがマナーです。
また、全身黒も喪を連想させるためNGとされています。黒やネイビーなど、ダークトーンを選ぶ場合は、明るい小物を取り入れて華やかさを加えましょう。
派手すぎるデザインやカジュアルすぎる服装の注意点
スパンコールやラメが多すぎるドレス、デニム・Tシャツ素材などのカジュアルな服装は結婚式には不適切です。
派手すぎず、カジュアルすぎない服装は難しいと感じるかもしれませんが、その中間にある「控えめな華やかさ」を意識しましょう。
靴・バッグ・アクセサリーで失敗しないポイント
結婚式での装いを完成させるうえで、小物選びは意外と重要です。どんなに素敵なドレスを着ていても、靴やバッグ、アクセサリーが場にそぐわないものであれば、全体の印象が損なわれてしまいます。
靴は、フォーマルな装いにふさわしいパンプスを選ぶのが基本です。つま先やかかとが露出するサンダルやミュールは避けましょう。
バッグは、必要最低限のものが入る小ぶりなフォーマルバッグが適しています。大きなトートバッグやカジュアルなショルダーバッグ、ブランドロゴが目立ちすぎるものはマナー違反とされることもあります。
アクセサリーについては、派手すぎず上品なものを選ぶのがおすすめ。定番のパールは世代を問わず好印象です。
叔母におすすめの結婚式コーディネート
どんな服を選べば失礼なく、かつ自分らしさも出せるのか悩む方も多いはず。ここでは、叔母にふさわしい具体的なコーディネート例や季節別のスタイル、パンツスーツの着こなし方などをご紹介します。
ワンピース・ドレスの選び方(丈や色のポイント)
ワンピースやドレスを選ぶ際は、膝が隠れる程度の丈感が上品で安心です。
ネイビーやグレー・パステルカラーなど落ち着いた色味がおすすめ。装飾が控えめで高級感のあるデザインを選びましょう。
パンツスーツでもOK?フォーマルに見せるコツ
最近ではパンツスタイルも増えてきました。シルエットがきれいで、上質な素材のセットアップであればOK。
ジャケットは必須で、シフォン素材やレースのインナーを合わせると女性らしさも演出できます。
春夏秋冬の季節別おすすめコーディネート
結婚式当日の季節や気温に合わせたコーディネートを組むことも重要なポイントのひとつ。以下を参考に、コーディネートを模索してみてください。
夏: シフォンやレース素材のドレス+日除け用ショール
秋: 落ち着いたブラウン系やグリーン系のドレス+ボレロ
冬: ベロアやツイード素材のワンピース+ファー無しのコート
小物やアクセサリーの選び方もチェック