アトピーなどアレルギー性の炎症を抑える
オメガ3はアレルギー症状を抑える働きがあります。
花粉症の原因となる結膜内の
脂質メディエーターの炎症を減少させる働きがあります。
結果、アレルギー結膜炎の症状を
改善させるとの報告があります。
また、オメガ3はアトピー症状にも一定の効果があります。
DHA含有の魚油を6週間摂取後、皮疹、掻痒などの症状が
改善したとの報告があります。
うつ病が改善される
オメガ3脂肪酸は精神面の改善にも効果を発揮します◎
気分障害、認知症、統合失調症は
オメガ3の摂取量に関連するとの報告があります。
魚の摂取量が多い国は
うつ病が少ないとの報告があります。
日本も近年魚の摂取が低下しているため
学童期のうつ病が増えているとの報告があります。
学童期のうつ症状に対し、漢方薬や
オメガ3脂肪酸の投与について検討されています。
妊娠中のエネルギー補給
オメガ3は妊婦にとって欠かせない栄養素の1つです◎
妊娠中のオメガ摂取は、早産児や早期早産のリスクを
低下させるとの報告があります。
EPAの摂取では妊娠率10%、
出産率15%増加するとの報告があります。
また、DHAの摂取では妊娠率8%、
出産率16%増加するとの報告があります。
オメガ3は妊婦だけでなく、
胎児の脳の発達にも関連します。
妊娠中にDHAを多く摂取すると、
子供の集中力持続時間が高まるとの報告があります。
オメガ3を含んでいる食品は?
いわゆる“健康に良い油”といわれているオメガ3脂肪酸は、
α-リノレン酸・DHA・IPAがあります。
このうちα-リノレン酸はアマニ油・えごま油などの油に、
EPA・DHAは青魚に多く含まれています◎
魚が苦手の場合はα-リノレン酸を含んだなたね油などを使って、
ドレッシングをはじめ、なるべく火を通さない手段で
摂取するのがおすすめです☆
アマニ油・えごま油は、酸化しやすい性質があるので、
加熱せずサラダや刺し身にかけたりパンにつけたりと、
できあがった料理にかけて食べる方法がおすすめです♪
青魚は、刺し身・蒸し魚で食べるのがおすすめです*
その他に、くるみには、健康に良いと注目を浴びている
オメガ3脂肪酸がナッツ類で最も多く含まれています◎
またこのオメガ3脂肪酸は、マグロ、イワシ、ブリ、
サバ、サンマといった青魚の脂肪分に多く含まれる、
海洋由来のDHA、EPAと同じ仲間の脂肪酸です。
くるみなどの植物由来のオメガ3脂肪酸を摂取すると、
全死因死亡リスクを低下させる効果があることがわかりました。
また、脂肪が豊富な魚類から得られる海洋由来のオメガ3脂肪酸が、
心臓血管疾患による死亡リスクを下げることが明らかになりました。
さらに、植物由来と海洋由来、2つのタイプの
オメガ3脂肪酸を含む食事を摂った場合には、
その相乗効果によって、全死因死亡リスクに対する
より高い予防効果が観察されています。
ミレニアル世代を対象とした研究で、
くるみ、サーモン、キャノーラ油など多価不飽和脂肪酸を
多く含む食事を日常的に摂取している
18歳から35歳のグループは、空腹感や満腹感に関わる
ホルモンに良い変化が現れているそうです。
オメガ3脂肪酸の1日摂取量は?