ライフステージ別の住まいの選び方

持ち家と賃貸だと、どちらもメリット&デメリットがありますので、それぞれのメリットを上手く活用して、ライフステージに合わせた住まい選びをするのが一番。
ここでは、独身、子育て世帯、老夫婦と3つのケースに分けて、おすすめの住まいについてご紹介します。
独身時代におすすめの住まいとは?

転勤や結婚など、ライフスタイルの変化が起きやすい独身時代は、その変化に合わせて簡単に住み替えができる賃貸をおすすめします。賃貸は持ち家と比べて、修繕費や固定資産税などの支払いが不要であるのはもちろんですが、初期費用を安く抑えることができるのも魅力。
まだ収入が安定していない若い世代の方でも一人暮らしへのハードルがぐっと下がります。都市部や駅チカなど利便性の高いところに家を借りれば、毎日の通勤もスムーズに。「時間が有効活用できる」といった点からも実際に多くの独身者が、自身の一人暮らし先として賃貸を選択しています。
家族が増えるタイミングでの選択肢

一般的に多くの夫婦が家族が増えるタイミングで、このまま賃貸に住み続けるべきか?それとも子育ての環境を整える意味でも持ち家を購入するか?悩まれることと思います。もちろん、各家庭にはそれぞれの事情がありますので、ご家庭にあった住まいを選ぶのが一番です。
■頻繁に転勤がある家庭:
例えば、「夫の仕事の関係で転勤が多い。その分、会社からの家賃補助が充実している。子供は一人なので賃貸でも部屋数は充分に足りている」。
このような場合は、賃貸でのライフスタイルがあっており、かつ賃貸に住むメリットが充分にあるので無理に持ち家を購入する必要はないかな?と思います。月々の家賃が抑えられている分、今はしっかりと貯金をして、たっぷり頭金を貯めたうえで持ち家を購入。というのもありですよね。
■転勤がないことが分かっている家庭:
一方で、「夫婦ともに地元の企業に就職したので転勤の予定は今後もなし。今度三人目の子供が生まれるから、賃貸には少ない4LDK以上の部屋が必要」。
このような場合は、今住んでいる土地に持ち家を購入したあと、長く住み続けることができるので、資産としての購入も選択肢に上がってくるかと思います。
何より、子供が三人となると、将来的には子供部屋が3つ必要になる可能性もありますよね。子育て環境を整える、子供たちに将来資産を残すという意味でも持ち家の購入をおすすめできます。
老後の住まいの考え方

老後の住まいに対する考え方は各家庭により異なります。今日本では年々平均寿命が延びており、男性で81.09歳、女性で87.14です。つまり60歳で会社を定年退職したと仮定すると、その後は年金や貯蓄、あるいはシルバー人材のアルバイトなどにより20年~30年生計を立てなければなりません。
このように考えた時に、みなさま自身がより安心して過ごせるのは持ち家ですか?それとも賃貸ですか?みなさま自身が安心して過ごせる選択をしていただきたいと思います。
経済的視点での比較