経済的視点での比較

ここでは持ち家と賃貸、経済的な視点での比較をしていきたいと思います。ここでは、まとまったお金が必要になる初期費用、その後の維持費を比較します。
初期費用や維持費の違いとは?
物件住所:大阪府大阪市(最寄り駅:梅田駅)
新築相場:8000万円
賃貸相場:月25万円
※ともに3LDKを想定
初期費用の相場:
新築物件:400~800万円(購入額の5~10%)
賃貸物件:100~150万円(家賃の4~6ヶ月分)
持ち家を購入する場合、不動産仲介会社への手付金の支払いや諸費用の支払いが生じるため初期費用が高額になりがちです。一方で賃貸では、仲介手数料や敷金・礼金、必要に応じて鍵交換代、ルームクリーニング代などが発生します。その総額が家賃のおおよそ4~6ヶ月分程度だと言われています。
維持費の違い:
新築(例)
頭金1000万円、住宅ローン7000万円(35年)、金利1.0%
ローン返済額 :約197,600円
仮)管理費 :20,000円
仮)積立修繕費 :15,000円
固定資産税 :約7,000円(購入価格の1%を基準に計算)
合計/239,600円(月)
今回のケースだと賃貸の家賃が25万円なので、持ち家の方が維持費に関しては安いという結果になりました。しかし、これに関してはみなさま自身が選ぶ物件の条件や立地などによっても変わってきます。
また、人によっては賃貸と持ち家に求める条件が異なるケースもあります。ただ住むエリア自体は決まっているものの賃貸か持ち家か悩んでいる!とのことであれば、持ち家と賃貸、それぞれの相場価格を調べた上で、一旦維持費のシミュレーションをしてみるのもおすすめですよ◎
資産としての価値を考えると?
持ち家と賃貸、資産としての価値を考えるのであれば絶対に持ち家です。と言いますのも持ち家は買ってしまえば自分の所有物となりますが、賃貸はあくまでも他者の所有物に対して賃料を支払うことで一時的に借りているにすぎません。
つまり、支払ったお金は支払って終わりになります。資産性を重視するのであれば、持ち家かつ人気のエリア。これに尽きます!
柔軟性を重視する場合の賃貸の選び方とは?
ライフスタイルの変化に合わせて、住まいの場所を変えたり、住まいの間取りを変えたり、ということを考えるのであれば、手軽に住み替えることができる賃貸がイチオシ!
しかし、一口に賃貸といってもその種類はさまざま。柔軟性を重視するのであれば、短期解約違約金が発生するような物件や定期借家といって住める年数が予め決められているような物件は避けることをおすすめします。
持ち家と賃貸どちらがおすすめ?