着床前診断と出生前診断の違い
上記を踏まえ、改めて着床前診断と出生前診断の違いについておさらいをしていきましょう◎
着床前診断と出生前診断は受診時期が違う!
着床前診断と出生前診断の大きな違いは検査実施のタイミング。着床前診断は妊娠前に行うのに対し、出生前診断はお子さまを妊娠した後に行います。
但し、これらの検査はともに医師から検査をうけるよう強制されることはまずありません。検査を希望する場合は、自ら医師に相談することをおすすめします◎
着床前診断と出生前診断は対象者が違う◎
◆着床前診断の対象者
・直近二回の体外受精・胚移植で妊娠できなかった
・胎嚢確認後に二回以上、流産をしている
・夫婦いずれかが染色体の構造異常を有している
◆出生前診断の対象者
・夫婦いずれかに染色体異常がある
・高齢妊娠
・過去に染色体異常のある胎児を妊娠・分娩している
・胎児に重い疾患がある可能性がある
このように着床前診断と出生前診断では、検査を受ける対象が異なります。いずれにせよ、誰でも手軽に受けられる検査ではないことを理解しておきましょう◎
遺伝カウンセリングの活用も視野に入れて!