前置胎盤とは?
ママから赤ちゃんに酸素や栄養を届ける役割を果たす胎盤。通常、胎盤は正常な位置にあるとき、ママの子宮口から離れた子宮体部と呼ばれる子宮の上の方にあります。
しかし、前置胎盤では、この胎盤が子宮の下の方にある内子宮口(赤ちゃんの出口)を覆って塞いでしまいます。なお、前置胎盤の発症率は全妊娠の1%程度。発症率は低いものの妊娠中の方が気を付けておくべき疾患であることは間違いありません。
前置胎盤の種類
また、この前置胎盤は子宮を防ぐ位置や症状の程度により以下のように分類されます◎
●部分前置胎盤
●辺縁前置胎盤
このほかにも、前置胎盤に準ずる症状として、【低置胎盤】があります。低置胎盤とは、胎盤が内子宮口を塞いではないものの、すぐ近くにある状態のことを言います。
低置胎盤を発症した場合、子宮下部の筋肉が薄くなることから、分娩時に大量出血を引き起こしてしまう可能性があります。症状としては前置胎盤と似ています。
前置胎盤が引き起こすリスク