ホーユー株式会社（本社：愛知県名古屋市、以下ホーユー）は、2000年代半ばから取り組んできた、聖なるハーブ「ヤーバサンタ」による白髪改善・予防研究の成果について、8月23日より研究活動成果を紹介するWEBサイトにて公開することをお知らせします。
ホーユーはヤーバサンタ配合製剤の塗布による半年間の白髪改善効果を評価し、被験者5名のすべてで、最短2週間から3か月以内に白髪改善効果を確認しました。
WEBサイトでは、ホーユーが15年以上の歳月をかけて取り組んできた研究の沿革とともに、ヤーバサンタに多く含まれるステルビンの白髪改善・予防に関するメカニズムの解説や、ヤーバサンタの紹介、研究者のインタビューを掲載しています。
写真：ヤーバサンタ (エリオジクチオン属）
＜研究経緯＞
「白髪染めにかわる技術が生まれるとしたら、ホーユーがリードすべきである。」という当時の社長、故・水野新平の一言がきっかけで白髪改善研究がスタートしました。まず、髪色を決めるメラニン産生効果が期待できる成分のスクリーニングを、約3,000種の天然由来成分にて実施しました。その過程で、フラボノイドの一種であるステルビンという成分が白髪改善効果に貢献する可能性を発見しました。
ホーユーのヤーバサンタに着目した白髪改善研究は、このステルビンを含む植物を探したことがきっかけで、スタートしました。約10種に分類されるヤーバサンタの中でも、特にステルビンが多く含まれている種が標高5,000～5,500フィート（1,500～1,650m）の乾燥した高地で生育しているエリオジクチオン・アングスチフォリウム種であるということを確認し、研究活動に取り組んでまいりました。
白髪になる原因は、「遺伝」「加齢」「生活習慣」などによって、髪色を決めるメラニン産生に関わる『色素細胞』と色素細胞を供給する『色素幹細胞』の機能低下、停止、枯渇をはじめとする老化の影響があると考えられています。
ヤーバサンタに含まれるステルビンは、『色素細胞』と『色素幹細胞』の双方を活性化することをホーユーの研究では確認しており、白髪を黒髪に戻す白髪改善だけでなく、予防も期待することができます。また、メラニン産生に必要な4つのシグナル伝達すべてを活性化させることも確認できています。
＜ヤーバサンタ配合製剤塗布試験により、白髪改善効果を確認＞
ヤーバサンタ配合製剤を毎日２回、半年間塗布し、白髪の変化を毛髪１本ずつ研究員の目視によって評価しました。その結果、5名の被験者全員で、最短2週間から3か月以内の間に白髪改善効果が確認されました。効果があった毛髪は、根元から途中にかけて黒やグレーに変化しました。
【試験概要】
被験者数：5名
試験期間：2022年7月〜2022年12月
測定方法：試験期間中、毎日2回頭皮へ塗布
確認方法：研究員が目視で毛髪1本ずつ白髪の変化を観察
＜ヤーバサンタとは＞
ヤーバサンタはハーブの一種で、北アメリカ（主に西側）からメキシコのバハカリフォルニア州までの地域に生息しています。イエルバサンタとも呼ばれており、スペイン語で「聖なるハーブ」と称されています。アメリカ先住民は民間療法の薬として、ぜんそくや気道感染症、傷、骨折、痛みなどの治療に使っていました。現在、ヤーバサンタはハーブティーや一部の種ではサプリなどに使用されています。
＜研究成果を紹介するWEBサイトについて＞
8月23日より公開予定です。
＜ホーユー株式会社について＞
ホーユーは1905年（明治38年）の創業以来、家庭用およびプロ向けのヘアカラー・頭髪化粧品に関するビジネスを展開しています。市販品ヘアカラー市場において、国内シェアNo.1※の実績があり、長年に渡って、ヘアカラー関連商品の製造・販売ならびに研究・開発をおこなっています。
さらに、海外への積極的な事業展開や安全性研究の一歩先を見据えたアレルギー分野への挑戦など、常に新しいものを生み出す姿勢を変えることなく次の100年へ向け歩みを進めています。
※インテージSRIヘアカラー市場 1995年1月～2016年12月 累計販売金額
インテージSRI+ヘアカラー市場 2017年1月～2023年7月 累計販売金額
＜ホーユー株式会社 会社概要＞
本社：愛知県名古屋市東区徳川一丁目501番地
代表：代表取締役 社長執行役員 佐々木 義広
創業：1905年（明治38年）
設立：1923年（大正12年）3月
資本金：1億1000万円
従業員数：1,056名 (2023年2月1日現在)
連結売上高：510億円（2022年10月31日決算）
事業内容：ヘアカラー・頭髪化粧品の製造・販売、家庭薬の販売
HPアドレス：https://www.hoyu.co.jp
