返信ハガキの書き方に関する基礎知識
結婚式における返信ハガキの書き方には慶事ならではのマナーがあります。ここでは、一人の大人として恥ずかしくない対応を取るために、知っておきたい基礎知識についてお伝えします。
基礎知識01:黒の筆記用具を使用
結婚式のような慶事には、文字を黒く太く書く方が縁起が良いと言われています。そのため、まず前提として黒以外の筆記用具を使用するのは御法度。その上で、黒の毛筆や万年筆を使用して返信ハガキの記入を行うのが正式なマナーではあるものの、黒であればボールペンを使用しても問題ありません。
しかし、鉛筆やシャープペンシル、消せるボールペンなど、書いた文字が消えるリスクのある筆記用具は例え黒であっても使用NG。マナー違反になるので気を付けましょう。
基礎知識02:宛名の「行」や「宛」を修正
一般的に返信ハガキの宛名には「行」や「宛」と印刷されていることがほとんどです。当たり前ですが、そのまま返信するのは失礼にあたりますので、印刷された各種文字を二重線で消し、新郎あるいは新婦のお名前の最後に「様」を付けます。
このとき、宛名が連名であれば、両方の名前に「様」を付けるのがマナーです。また、印刷された各種文字を二重線で消す際は、定規を使って丁寧に消すことを覚えておいてくださいね。
基礎知識03:裏面の「御(芳)」を消す
また返信ハガキの裏面には、出席・欠席の文字の前に「御(芳)」と印刷されています。出席・欠席問わず、この文字を二重線で消した上で、出席あるいは欠席にまるを付けます。また出席する場合は、出席のあとに「させていただきます」と追記すると非常に丁寧な印象を与えますよ。
結婚式の招待状を夫婦宛に連名でいただいたものの、どちらかしか出席できない場合は、出席する人のみ名前を書きます。このとき、メッセージ欄には「あいにく妻(夫)は所用のため、夫(妻)のみ出席させていただきます」と記入するようにしましょう。
返信ハガキのメッセージ例文