略式結納の流れ

ここでは、略式結納の基本的な流れについてご紹介します。所要時間は全体で20分程度となります。
1.結納品の飾り付け
和室なら床の間または床の間前、洋間ならテーブルの上に結納品を飾ります。男性側が先に部屋に入り、飾り付けと着席を済ませた後、女性側が入室して同様に飾り付けを行い着席します。
2.始めの挨拶
進行役は、男性側の父親が務めます。「このたび、お嬢さまと私どもの息子とご縁がありましたこと大変嬉しく思っております。本日はお日柄もよろしく結納を納めさせていただきます。」このように挨拶を済ませると次の進行に進みます。
3.結納品を納める(男性→女性)
挨拶後、男性の母親が片木盆に結納品を載せ、女性側に運びます。一礼して席に戻った後、男性の父親が「ご縁組の印として結納の品々を納めさせていただきます。目録をお改めの上、幾久しくお納めください」と述べます。
4.女性側からの受書の渡し
女性側は目録の内容を確認後、女性本人が「ありがとうございます。ご結納の品、幾久しくお受けいたします」と口上を述べます。続いて、女性の母親が結納品を床の間へ運び、受書を男性側へ渡します。
5.結納品を納める(女性→男性)
地域によって異なりますが、関東式では女性側から男性側へも結納品を納めます。このあたりは、お住まいになる地域の伝統や両家の考え方に合わせて、調整しましょう。
6.男性側からの受書の渡し
関東式の場合、男性側も受書を用意し、女性側へ渡します。基本の流れは、女性側から渡す時と同様です。
7.婚約記念品を披露する
婚約指輪などの婚約記念品を交換・披露します。すでに渡している場合でも、改めて両家にお披露目する場として活用しましょう◎
8.締めの挨拶
最後に男性側の父親が「本日はありがとうございました。無事に結納を納めることができました。今後ともよろしくお願いいたします」と挨拶し、続いて女性側の父親も「こちらこそありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします」と応じ、締めの挨拶とします。
9.記念撮影・食事会の実施
無事、略式結納を終えたあとは、両家で記念撮影を行います。このあと、食事会を予定している場合は、食事会会場に移動し、両家の親睦をさらに深めます。
略式結納のメリット&デメリットをご紹介!