身内のご祝儀の相場って?
【両親】
両親からは、結婚式の援助としてお金を支援する形が一般的。
“ご祝儀”として現金を贈るのではなく、
家電や生活用品など、
新生活に必要なものをプレゼントする形も喜ばれます◎
【きょうだい・親戚】
両親同様、ものでお祝いの気持ちをあらわしても問題ありません。
ご祝儀としてお金を贈る場合は、
一般のゲスト同様3~5万円程度が相場ですが、
金額に明確なルールはないので、
それぞれが思うお祝いの“気持ち”を包みましょう。
ただし、“割り切れる”偶数は、
縁起が悪いといわれるので、奇数の金額にすること。
“末広がり”の意味をもつ“8”は、
縁起のよい数字なので問題ないとされています。
また、一人前の料理が用意されている子供がいる場合は、
ご祝儀をプラスするなどの配慮をしてあげるといいですよ。
謝辞
披露宴がお開きを迎える前に、
両家を代表していずれかのご両親が謝辞を述べるのが一般的。
役割を担うのは新郎側のお父さんが多いのですが、
もちろん状況によっては新婦側のお父さんや
いずれかのお母さんが務めてももちろん大丈夫。
最近では、親御さんに代わって新郎が謝辞を引き受けたり、
親の謝辞とは別に決意を述べたりする場合も増えてきたよう。
謝辞の基本構成はシンプル
「出だし」「感謝」「お願い」「締め」にアレンジを加えて
オーソドックスな謝辞の構成はパーツで分けることができます。
まず「出だし」の言葉から始まって、次にゲストへの「感謝」を述べ、
続いて今後ともふたりを見守ってほしいとの「お願い」をし、
ラストは「締め」の言葉です。
この4つのパーツを組み合わせながら考えると
比較的簡単に文章を構成出来るはず。
そして文例集を参考にしつつ、
少しだけオリジナルのアレンジを加えてみるのが◎
長い謝辞を述べる必要ないので、
1~2分程度のあいさつでも大丈夫ですし、
暗記するのが不安な場合はメモを持ち込んでも問題ありませんので、
気構えずに落ち着いて臨んでくださいね。
①出だしの言葉
最初が肝心になります。
親御さんからゲストへの「感謝の気持ちを込めたあいさつ」となっていれば問題ありません。
出だしは今日の天候や披露宴のようす、
ゲストの顔ぶれなどに合わせて変化を付けてみると◎
オリジナリティに加え、親ならではの気配りも伝えられそうですよね。
②感謝の言葉
ふたりを祝福するために集まってくださった、
ゲスト一人一人に対して感謝の気持ちを伝えます。
「皆さまがいてくださっての新郎新婦」という感謝の気持ちを、
自分が最も伝えやすい言葉で。
祝辞をいただいた際などに感じた思いを盛り込むと、
さらに謝辞に深みを齎せます。
③依頼の言葉
まだまだ未熟なふたり。
そんなふたりをこれからも支え、
導いてほしいとの願いを込めた言葉を。
「こういう家庭を築いていってほしい」という親としての思いを含め、
ゲストにふたりを温かく見守ってほしい旨を伝えましょう。
親の愛がひしひしと伝わる文面だと感動のシーンに。
④締めの言葉
ゲストの健康とご多幸を祈る言葉を添え、
親御さんからの感謝の気持ちを再度織り交ぜつつ、締めましょう。
ラストは自分が一番言いやすいフレーズを使うと安心です。
途中の言葉が多少詰まってしまった場合でも、
締めくくりがきちんしていれば、
親御さんの思いも必ずゲストに伝わること間違いなしです。
謝辞を述べる順番は親の次に新郎
新郎の謝辞とバッティングしないよう事前確認を行っておくと安心ですよ。
また、それぞれあいさつを行う場合は、
親から新郎の順番で。
感謝を伝えるという点に関してはいずれの謝辞も一緒ですが、
親が「ふたりの今後を託す」という内容を盛り込むのに対し、
新郎は「自らの抱負」を述べるという点が大きく異なります。
アドリブで今日の喜びを加えたり、
ふたりに対する叱咤激励の言葉を盛り込むのも◎
新郎と事前に内容のすり合わせをしておくとさらに安心です。
当日は役割が様々
結婚式当日は、さまざまな役割・役目があり、
実はとても忙しい新郎新婦のご両親にご親族。
事前に結婚式をシミュレーションして、
挨拶まわりなど、自分たちのやるべきことを
しっかりと把握しておけば当日もそれほど慌てることはないはず。
大切なのはわざわざ足を運んでくださった方々への感謝の気持ち。
ぜひ参考にしてみてくださいね。