披露宴ってどんな流れで進んでいくの?
ここまでご紹介させていただいたのは、
結婚式の挙式部分。
俗に「結婚式」と呼ばれるのは、実は「挙式」のことだったんです。
「挙式」は、神様や列席者に結婚の意志を誓う儀式。
披露宴に招かれたゲスト全員が挙式に出席する場合もあれば、
親族など限られた人だけが出席する場合も。
一方で、「披露宴」は、今までお世話になった人を招き、
ふたりの結婚をお披露目するパーティを指します。
ゲストを料理や演出でもてなし、今までの感謝を伝え、
今後も変わらぬお付き合いをお願いする、
ということが目的なんです。
親族、学生時代の恩師やご友人、
勤務先の上司・同僚などを招待するのが一般的。
「結婚式」と「披露宴」はセットで行うイメージがありますが、
必ずしも一緒にする必要はないってご存知でしたか?
海外挙式やリゾート婚、神社での神前式など、
挙式を別日程で行い、披露宴は後で行う新郎新婦さまお。
おふたりにあったスタイルを見つけてみてくださいね。
披露宴は1日貸し切りの会場以外では、
大体2時間半の時間設定になっている会場がほとんど。
基本的な流れとしては、
まずは新郎新婦の入場からスタート。
高砂席にふたりが着くと、司会が開式を告げ、
ウエルカムスピーチや祝辞、乾杯の発声と続きます。
乾杯が済むと歓談となり、料理が運ばれてきます。
プロフィール紹介やケーキ入刀などを行い、
お色直しのために退場。
再入場後はテーブルラウンドや余興があり、
終盤に花嫁の手紙、親への記念品贈呈を行います。
新郎謝辞の後、お開きとなります。
披露宴に決まりがあるわけではないのですが、
多くの会場では通常の流れに沿って進行していきます。
会場はどこで行うの?
ホテルや専門式場の中にあるチャペルや神殿で
式を挙げた場合は、そのまま館内の
披露宴会場を利用するのが一般的。
その他にも、教会や神社で挙式を行った後に、
移動して披露宴をレストランやホテルで行う場合も、
人前式であれば挙式を披露宴会場で行い、
そのまま披露宴を開始することもできるんですよ◎
■ホテル
挙式や披露宴の会場、衣裳室や美容室など設備がそろい、
宿泊もできるのがホテルのメリットです。
遠方ゲストが多い場合は、立地やアクセスの良さも魅力的ですよね♡
■専門式場
専門式場とは、結婚式を行うためだけに作られた専用の施設。
挙式・披露宴を専門にしているので、
細かなところまでふたりの希望をサポートしてくれるところが魅力。
大聖堂チャペルや本格神殿といった、
挙式施設が充実しているのも専門式場ならではですよね。
■ゲストハウス
会場が一軒家の邸宅になっていて、
館内を貸し切りで使えるのがゲストハウスです。
自宅にゲストを招いたようなパーティが叶えられ
アットホームな雰囲気にも◎
ガーデンやテラス、プールなどがある会場も多く、
多彩な演出が可能おことが多いんです。
■レストラン
料理にこだわるカップルの人気を集めるレストラン。
メニューのオリジナリティーや味の良さは、
レストランの最大の魅力です。
お料理でおもてなしをしたいカップルにもおすすめ。
丸ごと借り切れば、アットホームな結婚式も実現できます。
■その他の会場
そのほかに披露宴が行える会場としては、
料亭や温泉旅館、ワイナリー、
ゴルフ場のクラブハウスなどがあるんです…!
中には、鉄道会社が企画するトレインウエディングも!
ほかの人とは違う披露宴を行いたいおふたりや、
個性的なウェディングをご希望のおふたりは、
場所選びからこだわってみては?♡
披露宴前半の流れってどう進むの?
披露宴の前半では新郎新婦の紹介や
来賓代表の方から乾杯の発声をいただき、
初めての共同作業であるケーキ入刀などの演出を行います◎
前半は畏まった雰囲気の中スタートし、
その後料理を食べながら色々な人と話し、
和やかな雰囲気へと変わっていくことがほとんど。
また、最近では司会者が新郎新婦の馴れ初めを紹介したり、
乾杯も友達が行うなど
和やかな雰囲気の披露宴も多くみられているんですよ。
■披露宴開宴・新郎新婦入場(5分)
披露宴の開始は新郎新婦の入場から始まりますが、
最近ではオープニングムービーを流したり、
凝った演出を取り入れ、
会場を盛り上げてから入場をする新郎新婦さまも。
披露宴の始まりでもあるので、
二人の好きな曲を流し、笑顔で入場してくださいね♡
■新郎新婦紹介(5分)
以前は仲人が行うものと言われていたですが、
最近では司会者が新郎新婦を紹介する場合がほとんど。
その流れで新郎さま(もしくは新郎新婦さま)が
ウェルカムスピーチをすることも…!
■主賓スピーチ(10分)
主賓スピーチは新郎側の主賓、
新婦側の主賓の順に行うのが基本。
この際新郎新婦さまは起立し、
主賓の方にすすめられてから着席するのがマナーです。
■乾杯発声者挨拶・乾杯(5分)
来賓の代表がひとこと挨拶をしてから乾杯の発声。
新郎新婦さま・ゲストのみなさま全員が起立して乾杯をします。
■ケーキ入刀・ファーストバイト(10分)
基本的にはケーキカット用のナイフをまず新婦さまが握り、
その上から新郎さまが握ります。
その上から新婦さまがそっと手を添え、
新郎さまは新婦さまの腰にそっと手を回すのが基本のスタイル。
準備が整ったところで、
ふたりで一緒にウエディングケーキに入刀します♡
ケーキカットの後はファーストバイトをする
新郎新婦さまがほとんどですよね◎
■料理提供スタート・歓談(15分)
司会者の合図でしばらく歓談と食事を楽し無時間が続きます。
新郎新婦さまと一緒に写真を撮ったりするのもこのタイミング。
両親はゲストにお酌しながら挨拶をして回り、
感謝の気持ちを伝える時間でもあります。
■新婦中座・新郎中座(20分)
先に新婦さまが退場し、少し時間をおいてから、
新郎さまが退場するのが一般的な流れ。
退場する新郎新婦さまを、
家族や友人などがエスコートする中座演出も
最近の結婚式では増えてきています。
サプライズ中座でゲストを楽しんでもらえる演出も◎
■プロフィールムービー(5分)
新郎新婦さまが中座をしている間に、
プロフィールムービーなどを上映しましょう◎
おふたりがいない時間も
ゲストに楽しんでもらう工夫をすることが重要なポイントに。
披露宴後半の流れはどう進むの?
後半はお色直しをした新郎新婦の再入場からスタート。
そして新郎新婦さまが各テーブルを回り挨拶を行います。
その後余興などを行い、両家から謝辞を述べ
お開きへと進むのが一般的な流れ。
最近では、従来の枠にはまらない進行の流れやプログラムで行う、
結婚式・披露宴のスタイルも増えてきており、
おふたりの希望に沿って臨機応変にアレンジすることも可能に◎
■新郎新婦再入場(5分)
お色直しをした新郎新婦が一緒に再入場します。
新婦はカラードレスや和装などにお色直しする場合が多いですよね◎
■テーブルラウンド(20分)
再入場した際に各テーブルを回り
挨拶をしながらキャンドルサービス、サービスなどの演出を実施。
■余興・歓談タイム(10分)
新郎新婦さまのご友人による歌やダンス、
新郎新婦さまを巻き込んだゲームや、
最近では前もって作成したムービーを流したりします。
ゲストとの時間を大切にしたい場合は、
歓談タイムを長めに取るのもおすすめですよ◎
■新婦さまの手紙・両親ギフト贈呈(10分)
花嫁さまからご両親に宛てた手紙を読みます。
両親は下座に並んで立ち、
新郎さまがマイクを持って新婦さまに向けることがほとんど。
その流れでご両親のところまで移動し、
記念品や花束を渡しご両親に感謝の気持ちを伝えましょう。
■両家代表挨拶(5分)
両家を代表して新郎の父が謝辞を述べます。
■新郎謝辞(5分)
最近は両家代表挨拶の後に
新郎さま自身が謝辞を述べたり、
新郎新婦さまで挨拶をする場合も。
■新郎新婦退場(5分)
司会者が披露宴のお開きを告げ、新郎新婦が退場します。
■エンディングムービー、お見送り(15分)
当日の映像を交えたエンディングムービーを上映することも多々。
その後、会場を出てすぐの場所に
新郎新婦さまとご両家の両親が並び、
一人ひとりにお礼を述べながらお見送りをします。
この時、ひとりひとりと挨拶して、
引菓子などのプチギフトを渡し、
参列してくださた御礼も伝えてみてくださいね。
少人数の場合は歓談時間を増やしてみて!