大切な人の門出を祝う「結婚祝い」。贈り物選びも大切ですが、意外と見落とされがちなのが「のし」の扱いです。「のしって必要?」「書き方が分からない…」と不安になることもあるでしょう。本記事では、結婚祝いの「のし」の正しい選び方や書き方、マナーを徹底解説します。
結婚祝いの「のし」の基本ルール
「そもそも“のし”って何?」「水引とどう違うの?」という方も多いかもしれません。ここでは、のしの基本的な意味や、結婚祝いにふさわしいのしの種類、地域や宗教による違いなど、まず押さえておきたい基本ルールについてわかりやすくご紹介します。
そもそも「のし」とは?水引との違い
「のし」とは、正式には「熨斗紙(のしがみ)」と呼ばれる贈り物の包みに使う紙のことです。右上に飾りとして印刷された「のし飾り」は、元々はアワビを薄く伸ばした「のしあわび」が起源で、長寿や繁栄の願いが込められています。
一方、「水引」は中央にかかっている飾り紐のこと。色や結び方により意味合いが異なり、結婚祝いでは「結び切り」が一般的です。
結婚祝いにふさわしい「のし」の種類とは?
結婚祝いで使うのし紙は、一度きりであるべきお祝いを意味する「10本の結び切り」が基本です。一方で、繰り返すことを連想させる「蝶結び」は避けましょう。
のしのデザインが印刷された「印刷のし」や、手書き用の「無地のし」など種類はさまざまですが、正式な場では手書きが好印象です。
地域や宗教によって「のし」は変わる?
地域によって、のしや水引の色・結び方に違いがある場合もあります。また、仏教や神道の家庭では「のし」を避けるケースも。事前に相手の宗教や地域の風習を確認すると安心です。
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