披露宴を途中退席する際に気をつけたいマナー
披露宴で途中退席が可能であるとはいえ、やはり「祝う場」であることには変わりありません。
その場をあとにする際には、できる限りのマナーと配慮を心がけることが、新郎新婦や周囲のゲストへの思いやりにつながります。
事前の伝え方とフォロー
途中退席を予定している場合は、出席の返信や式前の連絡の際に、その旨を伝えておきましょう。
「どうしても都合がつかず、途中までの参加になります」と一言添えるだけでも、相手に安心感を与えます。
招待してくれた新郎新婦が「途中退席は控えてほしい」と考えている場合もあるため、事前に確認することでトラブルを防げます。
当日は、会場に着いた段階でスタッフに改めて事情を伝え、必要に応じて対応してもらいましょう。
また、新郎新婦のご両親や、同じテーブルの方々にも一言だけでも挨拶しておくと、より丁寧な印象になります。
退席時のスマートなふるまい方
退席の際は、なるべく目立たないように静かに行動することが大切です。
椅子を引く音やテーブル上のカトラリーが当たる音などにも配慮しながら、スムーズに席を立ちましょう。
会場内を歩くときは、中央を横切るのではなく、壁際などを選んで静かに移動すると印象がよくなります。
体調が急に悪くなった場合など、どうしても急いで退席しなければならないときも、スタッフを大声で呼ばず、軽く手を挙げるなどして合図し、静かに事情を伝えるようにしましょう。
あとはスタッフの案内に従うのが無難です。
退席後のフォローも忘れずに
披露宴を途中で退席した後は、新郎新婦に改めてお礼とお詫びの気持ちを伝えることが大切です。
退席してしまったことへのお詫びとともに、「素敵なお式でした」「おふたりの幸せそうな姿が印象的でした」など、参加できた喜びを伝えると好印象につながります。
連絡はLINEやメールでも構いませんが、できればお祝いのメッセージカードなどを送ると、さらに気持ちが伝わります。
フォローの言葉ひとつで、途中退席というマイナス印象を大きく和らげることができるのです。
途中退席を避けるためには?