④食事のマナー
食事は、同じテーブルの全員に
料理が運ばれてから食べ始めます*
まず基本的な食事のマナーとして守っておきたいのが、
椅子の背もたれに寄りかからないことと、
食事のペースを周囲と合わせることです。
できれば一番上座の人が食べ始めてから
手をつけるようにすると、さらにスマートです。
また食事のペースは周囲と
合わせるようにするのがポイントです♪
食べることだけに集中してしまい
ペースが早すぎたり、逆に会話に夢中になって
遅くなったりするのはマナー違反になります。
コース料理の場合はテーブルごとに
同じタイミングでお皿を下げるため、
周囲の様子に気を配るようにしましょう。
食事は肩の力を抜き、背筋を伸ばしていただくのが
所作としても美しく好印象です♡
披露宴などで出されるコース料理では、
普段あまり食べる機会のないものが
出る場合もあります。
食べ方のマナーもあらかじめ
知っておきましょう。
フレンチのコースでは、
最初にアミューズが出ます。
アミューズはオードブルよりも
前に出てくる料理です。
食前酒を楽しむためのもので、
容器に1人分ずつ乗せられています。
一口で食べる前提で作られているため、
カトラリーがない場合もあります。
その場合は手で食べましょう。
細かく分けて食べるのはマナー違反です。
スープは音を立てないように注意します。
熱くてもフーフー息を吹きかけて
冷ましてはいけません。
イギリス式では手前から奥に、
フランス式では奥から手前にすくって飲みます。
ただし、日本ではどちらの方法で
飲んでも問題ありません。
皿に少し残すようにして
食べ終えるのがマナーです。
パンは一口ずつ小さくちぎりながら
口へ運びます。
丸ごと持ってかじりついてはいけません。
料理よりも先に運ばれてきた場合でも、
料理と共に食べるのがマナーです。
メインの肉料理を食べ切るのと
同じタイミングで食べ終わりましょう。
披露宴はフォーマルな場なので、
パンをスープに浸すのはマナー違反です。
皿に残ったソースを付けて食べるのも
避けた方がよいでしょう。
メイン料理は肉も魚も一口ずつ切って
口に運びます。
最初にすべて一口大に切ってしまうのは
よくありません。
左端から順番にカットしながら
食べるようにしましょう。
◆絶対避けたいNGな食事のマナー
マナーをなかなか覚えられない場合でも、
絶対にしてはいけないことだけは
先に覚えてしまいましょう◎
特に披露宴はお祝いの場です。
周りの人を不快にする食べ方は
避けなければなりません。
たとえば、音を立てて食べるのは
マナー違反です。
カトラリーと食器が触れ合う音も、
食べるときの咀嚼音も可能な限り
立てないようにしましょう。
日本人は普段からの習慣で
食器を持ち上げるクセがついています。
しかし、洋食のマナーでは、
食器は持ち上げないのが基本です。
ティーカップなど取っ手が付いたもの以外は
持ち上げてはいけません。
食事中に不衛生な動きをするのも
周りの人を不快にします。
食事をしながら顔や手を
触らないようにしましょう。
特にナイフは危険なので、
皿から10cm以上
持ち上げないようにしましょう。
食器に覆いかぶさりながら
食べるのもよくありません。
テーブルと身体のあいだは
こぶし1個分くらい離し、
正しい姿勢を維持しながら
食べるのが良いでしょう*
食事中に中座するのもマナー違反です。
食事のペースは速すぎても遅すぎても
問題があります。
周りとペースを合わせて食べましょう*
◆食べられない食事がある場合はどうする?
苦手な食べ物が出てきたときや、
お腹いっぱいのときには
残してもかまいません。
食べられないものがあるときは、
無理して食べなくても大丈夫です◎
残っている状態でもスタッフに声をかければ、
皿を下げてもらえます。
皿の上で4時の方向にカトラリーを揃えて
置くのが皿を下げてほしいという合図です。
アレルギーがあって食べられないものがあるときは、
事前に伝えておきましょう。
無理して食べると
具合が悪くなることもありえます。
事前に伝えておけば
別の料理で対応してもらうことも可能です。
まとめ
結婚式や披露宴は、新郎新婦を
心からお祝いするための席です♡*
最低限のマナーはきちんと
身につけておきましょう!
ただし、終始マナーにばかり気を取られていたのでは
披露宴を楽しめません。。
その場を楽しむのも重要なマナーです*
大事な場面でも自然に
マナーを守った行動ができるように、
普段からマナーを守った食べ方を
実践しておきましょう!
フォーマルな食事は
普段あまりする機会がない分、
何も知らないと式で恥ずかしい思いを
することも少なくありません。
結婚式は余興や演出もあり、
席を立つ機会も多いもの。
最低限のマナーは押さえながらも、
あまり緊張しすぎないようにしましょう。
正しいテーブルマナーを身に付けて
スマートにお食事を楽しんでください☆*