相手別のお礼の方法

結婚式後にお礼を伝える際は、相手との関係性や当日の役割に応じて伝え方を工夫することが大切です。
ここでは、新郎新婦との関係性や結婚式での立場ごとに、感謝の気持ちを届ける方法について詳しくご紹介します◎
1.主賓・乾杯の挨拶をお願いした人
結婚式を終えたあとは、新郎新婦おふたりで直接ご挨拶に伺うのが、一般的に最も丁寧とされる対応です。直接お会いして感謝の気持ちを伝えることで、相手の方にもしっかりと誠意が伝わります。
ただし、都合が合わず訪問が難しい場合は、結婚式から1週間以内を目安にお礼状を送りましょう。また、職場の方など日頃から顔を合わせる機会のある方には、なるべく早く直接ご挨拶をし、感謝の気持ちを伝えることが大切です。
2.受付や余興・スピーチをお願いした友人
結婚式で受付や余興・スピーチなど、特別な役割をお願いした友人には、結婚式から1週間以内を目安に、改めて電話やメールで感謝の気持ちを伝えましょう。その際には「余興すっごく盛り上がったよ」「◯◯ちゃんの友人代表スピーチを聞いて涙が止まらなくなったよ」など、感想を添えることで協力してくれた方も「やって良かった」と感じてくれるはずです。
また当日中にお礼ができなかった場合は、後日改めてお礼をすることを忘れずに。例えば、食事にご招待したり、新婚旅行のお土産や相手に合わせたギフトをお渡しするなど、感謝の気持ちをしっかりと伝えるようにしましょう。
3.手作りアイテムをくれた人
結婚式のアイテムを手作りしてくれた方には、結婚式後1週間以内を目安に、改めて電話やメールなどで感謝の気持ちを伝えましょう。もし材料費などを負担してもらっている場合は必ず支払いの申し出をします。
もし「お祝いだから気にしないで」と支払いの申し出をやんわり断られた場合でも、そのご厚意に甘えっぱなしにするのはNG。後日相手に合わせたギフトを贈るなどして、しっかりと感謝の気持ちを伝えることが大切です。
4.祝電をくれた人
結婚式に祝電を送ってくださった方には、結婚式後なるべく早く、電話やメール、またはお礼状などで感謝の気持ちを伝えましょう。お礼状を送る場合は、結婚式当日の写真を1枚添えると喜ばれますよ。
なお、基本的に祝電に対してお礼の品を贈る必要はありません。しかし、高価なギフト付きの祝電をいただいた場合には、その半額程度を目安にちょっとしたギフトを贈ることをおすすめします。
5.御祝をくれた人
結婚の御祝をくれた方には、まずはなるべく早いタイミングで電話やメールなどで感謝の気持ちを伝えます。その後は1ヶ月以内を目安に内祝いとしてお礼状とギフトを贈ります。可能であれば、先にお礼状を送り「後日内祝いをお届けします」と一言添えておくと、より丁寧な印象に。
なお、複数人の連名で御祝をいただいた場合には、いただいた金額や品物のおおよそ半額を、人数で割った金額を目安に内祝いを選びます。職場などでは個別にではなく、皆さんで分けられるお菓子などをまとめて贈るのもおすすめです◎
6.遠方から出席してくれた人
遠くから時間と費用をかけて出席してくれたゲストには、結婚式後に改めてお礼を伝えるのが望ましいとされています。
また「遠いところ本当にありがとう」という気持ちを込めて、新婚旅行のお土産を贈るのもおすすめ。形式にとらわれすぎず、自分たちらしい方法で、遠方から足を運んでくれたゲストにも感謝の気持ちをしっかり伝えましょう。
7.家族
結婚式までの準備や当日のサポート、精神的な支えまで、家族は新郎新婦にとって最も近くで見守り、支えてくれた存在です。結婚式のあとには「ありがとう」の気持ちをきちんと言葉にして伝えることがとても大切です。
照れくさくても、手紙を書いたり、思い出の写真を添えてメッセージを贈ったりすると、気持ちがしっかり伝わります。落ち着いたタイミングで、食事に招待したり、ささやかなギフトを用意するのも素敵。形式にとらわれすぎず、自分たちらしい方法で、感謝の気持ちを伝えましょう。家族にとっても、一生の思い出になるはずです◎
結婚式後のお礼に関する注意点