時間配分で失敗しないためのポイント
出典:ODAN公式サイト
結婚式は人生における大切な節目ですが、どれほど入念に準備をしても
「当日進行が押してしまった」「ゲストに長時間待たせてしまった」という声は意外と多く聞かれます。
式の進行がスムーズでないと、ゲストにとっての満足度が下がってしまい「いい式だったね」という印象にも差が出てしまいます。
実際にありがちな“時間配分の落とし穴”と、その防ぎ方を具体的にご紹介します。
ゲストの移動時間を見落としていた
挙式と披露宴が異なる場所で行われる場合や、広い式場内で移動を伴う場合、ゲストの移動時間が想定以上にかかることがあります。
特に年配のゲストや、小さなお子様連れの方にとっては、階段や移動距離が負担になることも。
・会場間の移動時間は最低5〜10分は確保する
・移動導線や案内表示をわかりやすくしておく
・タイムテーブルには「移動・待機時間」を明記して司会者やスタッフと共有しておく
スピーチや余興が長引いた
友人代表スピーチや職場上司の挨拶など、予想より長くなるケースはよくあります。
また、サプライズ演出や余興で予定外の進行が入ると、全体の時間が押してしまう原因になります。
・スピーチをお願いする方にはあらかじめ目安の時間(3分程度)を伝える
・余興の担当者とは事前に内容・所要時間を打ち合わせしておく
・司会者には臨機応変にカット・調整できる演出ポイントを共有しておく
写真撮影に時間がかかる
出典:ODAN公式サイト
結婚式では、集合写真やゲストとのスナップ写真、親族との記念撮影など、多くの場面で写真撮影の時間が必要です。
人数が多ければ多いほど、ポジション決めや順番待ちで時間がかかり、気づけば進行が遅れていた…ということも。
・写真撮影は専属カメラマンだけに任せず、段取り役(スタッフや家族)をつけておく
・集合写真は「誰がどこに並ぶか」を事前に割り振り、流れを共有しておく
・撮影時間は1カットあたり最低でも5分程度を見積もっておくと安心
準備時間の不足や遅延
新婦のヘアメイクやお色直しに想定より時間がかかってしまい、次の入場や演出のタイミングが遅れることもあります。
緊張や予想外のトラブルで支度に手間取るケースは少なくありません。
・ヘアメイクやお色直しのタイミングには余裕をもって30分〜45分確保する
・新郎新婦の控室と会場の距離や導線も事前に確認しておく
・ヘアメイクスタッフや衣装スタッフともタイムテーブルを事前共有
お開き後の段取り不足
披露宴の最後に行われる「両親への花束贈呈」「謝辞」「退場」の流れがバタつきやすく、写真撮影やお見送りの時間が押すこともあります。
ここで時間が延びると、次の予定(例:二次会)にも響く可能性があります。
・終盤の進行はあえてシンプルにまとめる
・花束贈呈や手紙朗読のタイミングを明確に進行表に記載しておく
・お開き後の写真撮影は希望者のみで時間を限定するなどの調整も可能
このように、結婚式の時間配分は「一つのトラブルが次に響く」ことが多いため、少しの余白を持たせた進行設計が成功の鍵となります。
タイムスケジュールは余裕を持って作成し、式場スタッフや司会者との綿密な連携を欠かさないようにしましょう。
予定通り進まないことを前提に、「調整可能なポイント」を複数確保しておくと、当日の安心感が格段に高まります。
次はゲスト目線で考える時間の配慮!