いちご煮
青森県八戸市とその周辺の郷土料理である
いちご煮は、漁師達が浜料理として
ウニやアワビを煮たのがはじまりされています。
現在でもお土産や祝いの席では
お吸い物として食されている人気料理で、
結婚式やお正月など祝い事に欠かせない料理として
大切に受け継がれています。
いちご煮と聞くと果物の赤いいちごを
思い浮かべてしまいますが、
果物のいちごは入っていません◎
「いちご煮」の名前は椀に盛り付けたとき、
アワビなどのエキスによって
乳白色に濁った汁に浮かぶ黄金色のウニが
朝露にかすむ野いちごのように見えたことから
付けられたと言われています。
鱈のじゃっぱ汁
鱈のじゃっぱ汁は青森の冬を代表する魚である
鱈(タラ)のじゃっぱ(アラ)と野菜などを煮込み、
塩や味噌で味付けした、青森の冬には
なくてはならない代表的な郷土料理です。
津軽地方の正月にタラは欠かせない「年取り魚」で、
地元では「鱈正月」という言葉すらあるそう!
入っている野菜にはだいこん、ネギ、人参
などが使用され栄養価も高く、
寒い冬に心身ともに温まる真冬の家庭料理です。
家庭によっては最後に鱈の肝を溶かし入れることで、
濃厚なうま味がコクとしてプラスされ、
更に新鮮な白子が入ればまさに至高の味です♡
鮭の飯寿司
飯寿司とはお米に米麹を使った「なれ寿司」
の一種で、塩漬けした魚と野菜などを
交互に重ね漬け込んだものです。
お米と麹が発酵した飯寿司は
乳酸菌の力で旨味が引き出され、
更にビタミン、ミネラル、消化酵素などが
豊富に含まれてた栄養価抜群の健康食品!
津軽地方では魚や野菜の収穫が減る冬の間の
保存食として、縁起ものの鮭を
主に正月料理として飯寿司にしていました。
味は好みが分かれますが、
米の甘みと発酵による酸味が絶妙なバランスで
鮭の旨味が口いっぱいに広がります*
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