妊娠に影響のある病気
妊娠すると免疫力が低下するのはなぜ?
免疫力とは、細菌やウイルスなど体にとって害となるものや異物から自分を守ろうとする力。
健康な大人の場合は免疫力が正常に働くことで病気になるのを防ぎますが、実は、妊娠すると体は自ら免疫力を下げるんです。
なぜなら、免疫力が強いままだと胎児を「異物」と認識し、
免疫細胞が受精卵を排除しようとするため!!
胎児を守るために、母体の免疫力が低下するので、
妊娠すると病気にかかりやすく重症化しやすいので、妊娠中は通常より感染症を防ぐ対策が必要です!!
風しん
昭和54年〜昭和62年生まれの女性は、風疹の予防接種が周知されていない世代なので要注意!!
妊娠中、特に妊娠20週頃までに感染した場合、
胎内の赤ちゃんも風疹ウイルスに感染する恐れも。
風しんウイルスに感染した状態で産まれた赤ちゃんは、
白内障や先天性心疾患、難聴、心身の発達の遅れなどが表れる「先天性風しん症候群」になる可能性がありるので要注意。
風疹にかかったことがあれば、再感染の危険はありません、
もしかかったことがなければ、
ワクチンを打つことで、 その危険を回避できます。
ちなみに妊娠中は予防接種を受けられないので、
妊娠が判明したら家族など特に身近な人に予防接種を受けてもらいましょ。
麻疹(はしか)
妊娠中に感染すると、自然流産や早産、低体重児出産のリスクが高まります。
水ぼうそう(水痘)
免疫を持っている妊婦が多く、
発症例は少ないものの、感染した場合は重症化する場合があります。
妊娠中に感染した場合、赤ちゃんの皮膚や目、手足などに影響が出ることも。
性器クラミジア
性感染症の1つ。妊娠中に感染すると流産や早産のリスクが高まります。
出産時に産道を通過する赤ちゃんが肺炎や結膜炎に感染する場合もあり、
今は若い世代の20人にひとりが感染しているんです!!
ちなみに放置すると卵管まで感染が進んで、不妊の原因にも。
子宮頸がん
30才の女性がもっとも発症しやすく、1000人にひとりの疾患。
もし進行した状態でみつかれば、
子宮を残すことができず、妊娠をあきらめなくてはいけないこともあるんです。
早期に発見することは命の問題以上に大切なのですね。
子宮筋腫
30才だと10人にひとり、筋腫が見つかります。
40才になると3人にひとりの確率。
小さな筋腫であれば、症状もなく、妊娠への影響もそれほどありませんが、
5cmをこえると妊娠中の痛みの原因になったり、早産や難産を引き起こすことも。
子宮内膜症
10人にひとりが子宮内膜症といわれ、進行すると癒着がおきて不妊の原因に。
卵巣腫瘍
卵巣に水分や粘液がたまるのう腫は、
がんであることはほとんどないですが、大きくなると腹痛の原因に。
妊娠してから見つかることもありますが、
妊娠中にみつかると、なかなか治療しずらく、大変なんですって。
貧血
女性は貧血になることが多いですよね。
妊娠すると胎児に鉄分をとられて、さらに貧血に・・・!
出産時の出血を乗り切るためにも、貧血のない状態で妊娠に望みましょ。
糖尿病
糖尿病は若い女性ではめったにないもの。
ですが、もし糖尿病と知らずに妊娠すると、胎児に奇形ができる確率が上がってしまうんです。そういう意味では、女性は一度、調べておきたい検査ですよね。
また、妊娠中の高血糖により、胎児が大きくなりすぎて難産になることも。
甲状腺機能異常
甲状腺の機能異常は女性に多く、
30才前後の若い女性にも多くみられます。
バセドウ病のような甲状腺機能亢進でも、
橋本病のような機能低下でも
生理の異常をきたすことがあります。
橋本病は以前から流産の原因になることが知られてます。
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