こんにちは!ご当地花嫁ライターのcocoaと申します♡
九州の結婚式は、平均参列者数が全国平均よりもかなり多いこと、皆さんはご存知でしたか?
実は九州エリアは全国の中でも「大規模な結婚式」を好む傾向の強いエリアなのです!今回は、結婚式の参列者数に注目してみましょう。
ゲストの人数によって結婚式の雰囲気は大きく変わります。規模別の結婚式の特徴や魅力を知り、どのようなスタイルの結婚式が皆さん自身に合っているのかを考えてみてくださいね♪
結婚式の参列者数、全国平均は「69.4名」
結婚トレンド調査2018年の統計によると、結婚式の参列者数の全国平均は69.4名だそうです。この数字、皆さんにとっては多いですか?それとも思ったよりも少ないですか?感じ方は人それぞれだと思います。参列者が70名くらいの結婚式が多いと言われれば、そうかもしれませんね。
多くの場合、披露宴会場の円卓は8名掛けもしくは10名掛けなので、テーブルの数としては7卓から10卓くらい。そう考えてみると妥当な気がしてきます。ある程度ゲストがたくさんいた方が、披露宴がより華やかで豪華なイメージになるものです。
福岡を含む九州エリアの平均参列者数は「94.5名」
同じく結婚トレンド調査2018年の統計によると、九州エリアの平均参列者数は94.5名です。全国平均と比べるとその差は圧倒的。平均人数で25名もの差があるのですから、これは大きな違いです。私自身、福岡の結婚式場でウェディングプランナーを長く経験してきましたが、体感的に80名を切る結婚式が少なかったことを覚えています。
100名を超える結婚式は割と当たり前のように頻繁におこなわれていて、「そんなによくたくさんのゲストが呼べるもんだな」と思ったこともありました。ですが、これって地域性なんですよね。どちらかと言えば、九州はまだまだ田舎というか地方なので、何かにつけて「親戚が勢揃いする」場面が多い傾向があります。なんだかホッとする文化でもありますが、これは九州の土地柄なのでしょう。
94.5名の結婚式となると、先ほどの考え方でテーブルの数を考えても10卓から13卓ほどになるため、披露宴会場においても結構大きめの会場が人気がありました。中には、「新郎祖母の友人」など、親族にとどまらずその友人までを結婚式に招くこともありましたね。新郎新婦が直接会ったことのないゲストがいることはそれほど珍しいことではありませんでしたよ♪
参列者数の違いによる結婚式の違いとは?
さて、参列者数が違えば結婚式全体の雰囲気も変わってきます。ここからは、参列者数別の結婚式の雰囲気についてお話ししましょう。これから結婚式を挙げるカップルの皆さんには、これを参考に参列者のおおよその数を決めていただければと思います♪
賑やかで豪華な100名以上の結婚式
やはり100名を超えると結婚式はかなり派手で大掛かりになります。セレモニー的な印象が強くなり、新郎新婦とゲストが関わると言うよりは、ゲストは新郎新婦の晴れ姿を「見に来る」というイメージでしょうか。直接ゲスト全員と話をしたり、ゆっくり写真撮影を楽しむのは少し難しくなるでしょう。
100名以上の結婚式の良いところは、やはり特別感があり豪華さが格別である点です。人生において、100名以上の人たちに何かを祝ってもらうシチュエーションなんて、そうあることではありませんよね♪一生に一度の結婚式、大規模に盛大に挙げてみるのもいいかもしれません。
全国平均!70名程度の結婚式
平均的な規模である70名程度の結婚式では、先ほどの100名オーバーの結婚式と比較するとややまとまりやすい印象です。このくらいの人数であれば、新郎新婦がゲストと一緒に楽しめる結婚式にしやすくなるでしょう。結婚式自体も全員が参加できるゲームや演出を取り入れることで、より一体感を感じやすくなります。
70名規模の結婚式は、アットホームでカジュアルな雰囲気にすることもできれば、フォーマルでセレモニー要素の強いものにすることもできます。どのような雰囲気を新郎新婦が望むかによって、結婚式の雰囲気は自由に変えられる点がこの規模の結婚式の魅力ですね♪
やや小規模な40名程度の結婚式
参列者が40名程度の結婚式は、一般的にややこじんまりとした結婚式という印象を持たれることが多いでしょう。とは言え、大人数での結婚式と同様披露宴会場は円卓でセッティングをするため、各テーブルの人数を調整することでテーブル数を増やすことも可能です。ぎゅっとこじんまりしたアットホームな雰囲気にしたい場合には、ゲスト同士の距離も近い方が良いでしょう。
このくらいの人数であれば、親族や家族によるサプライズや演出があっても自然です。逆に大人数の結婚式においては、親族や家族に見せ場を持たせることはあまりしないでおくことが一般的です。親族や家族にもたくさん楽しんで素敵な時間を過ごしてもらいたい、でも少人数すぎるのは好みでない、と考える方には40名程度の結婚式はぴったりかもしれませんね♡
家族と親族中心でアットホームな20名以下の結婚式
参列者が20名以下の結婚式と聞くと、少なすぎるのでは?と思う方も多いかもしれません。確かに結婚式としてはかなりの少人数となります。ですが、これにはこれでまったく違った良さがあります。20名以下の結婚式の場合には、ゲストの内訳はほぼ家族と親族のみになっていることが多いですね。アットホームな結婚式とはまさにこのことです。
通常の結婚式では、特に新郎新婦の両親は忙しく、新郎新婦のために集まってくれたゲストたちへの挨拶回りにほぼ時間を取られてしまいがち。ですが、親族中心の結婚式であれば、両親もゲストの一員としてゆっくりと食事や会話を楽しめます。この点は新郎新婦から両親への親孝行にもつながるのではないでしょうか。家族や親族に向けて、日ごろの感謝を心置きなく伝えられる、とっても素敵な時間になることでしょう♪
※番外編※九州の結婚式には両家の両親が打ち合わせに参加することも多い
参列者の数が多いことで知られる九州エリアですが、もうひとつ興味深い特徴があります。それは、「結婚式準備の段階で両親の意見をとても大事にする」という点です。私がプランナーをしていた福岡でもよくある光景ですが、新郎新婦が打ち合わせに来る際に両家の両親を引き連れて6名で参加する!なんてことは割と多かったです。
打合せに両親が同席するだけでなく、「むしろ決めていくのは両親なのか?」というほど両親の意見が飛び交っていましたね。これもやはり土地柄なのでしょう。これは福岡に限った話ではなく、佐賀や熊本、鹿児島なんかでもよく耳にした話です。
九州の新郎新婦たちは、それだけ家族の意向を重要視し、「結婚式を二人のものとしてでなく家族みんなのもの」として捉えているということなのでしょう♡なんだか心が温まる話だと思いませんか?
まとめ
結婚式の参列者数は地域によって大きな違いがあり、福岡を含む九州エリアの参列者数はとても多いことが統計結果として出ています。少人数の方が良い、大人数の方が良い、皆さんそれぞれにお好みの雰囲気があることだと思います。
結婚式は人数が少ないから良くない、多いから良い、というものではありません。大切なのは、おふたりが招待したいゲストを招待すること。そして、おふたりの望む結婚式の雰囲気を作り上げるには、何名くらいの規模の結婚式にするのがベストであるかを考えることです。おふたりが理想とする結婚式を叶えましょう♪