お年賀の準備はどうしたらよいか?
あらかじめ先方の好みを聞いてお年賀を準備します。一般的に日持ちするお菓子が好まれますが、固い物が苦手な方や甘い物が苦手な方もいるので、なるべく先に好きなものを聞いておくと良いでしょう。
「新年、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。心ばかりのものですが、良かったらどうぞお召し上がりください」と伝え、もし、先方の趣味を知っていてお年賀を用意した場合、「甘いものが好きだと伺っておりましたので、お菓子にいたしましたどうぞお召し上がりくださいませ」と言葉を添えると相手への心遣いが伝わりやすくなります。
お年賀を選ぶ際には相手の家族構成や年齢を考慮したギフトを選びます。年末年始はいただきものの多い時期ですので、お菓子以外にも日持ちのするものやお酒もおすすめです。
「何度でも繰り返して良いお祝い」ですので紅白蝶結びの熨斗(のし)は「外熨斗」にします。表書きは「御年賀」「御年始」が一般的です。
4個・9個入りのものはご祝儀と同様に不吉な数になりますのでお年賀で渡すのは避けるというしきたりがあります。
ご実家のすぐ近くで購入するのも「間に合わせ」感が出てしまうので避けましょう。高価すぎるものも相手を恐縮させてしまいますので、相場は必ず守ることが大切です。基本的にお年賀は、食べもの・消耗品のように「消えて無くなるもの」が好ましいとされています。
岐阜県では頂き物をまずお仏壇へお供えしてからいただくしきたりがありますが、各家庭で違いますので、ご主人やその兄弟にあらかじめ聞いておくと安心です。
年明けの挨拶が済んだら、ご先祖様にも年明けの挨拶されるとさらに縁起の良い年を迎えられます。実家の方にうかがってから、ご先祖様にも年明けの挨拶して手を合わせましょう。
まとめ
昔の結納は仲人さんが両家を橋渡ししてくれる大切な存在でした。顔を見たことがない相手と結婚するので仲人さんも大変だったことでしょう。
今は自分が選んだ相手と結婚でき、仲人さんもいないので結納のしきたりがむずかしく感じるかもしれませんが、結納することで結婚の約束をより確実なものにできます。また、2人の結婚の約束を両家が認めることになるので、正式に婚約が成立し両家の親睦が深まるというメリットもあります。プレ花嫁様も結納の儀式も考えてみてはいかがでしょうか。
また、お相手の家族の仲間入りができたのに、挨拶をぞんざいにしたせいでその後の生活に支障が出るともったいないので参考にしていただき、お年賀を持ってご実家へのごあいさつをしましょう。