みなさま、こんにちは!
兵庫県ご当地ライターのちるちゃんと申します。
おそらく全国的に見ると(?)おしゃれな街【神戸】のイメージが強い兵庫県!なんとなく兵庫県民は全員関西弁を喋るんでしょう?と思っていらっしゃる方って意外と多いんじゃないかなと思います!
しかし、南北に長~い兵庫県は大阪府をはじめ、京都府、岡山県、鳥取県、徳島県と5つの府・県と隣接しており、エリアによって微妙に方言が異なるんですよ!実は同じ兵庫県民であっても、「他のエリアの方言は分からない!」だなんてこともちらほらあったり。
兵庫県には、一口に「関西弁」とはいえない、地域ごとに異なる独特の方言が存在します。
たとえば、港町・神戸で親しまれるやわらかくかわいい響きの「神戸弁」。一方で姫路を中心とする播磨(播州)エリアには、時に強い印象を与える「播州弁」があり、県内でも対照的な方言として語られます。
兵庫県内にはさらに、淡路島の「淡路弁」、丹波地方を中心とした「丹波弁」、但馬エリアで話される「但馬弁」、そして大阪に近いエリアで使われる「摂津弁」もあり、計6つの方言が存在しているんです!
今回はそんな兵庫県の方言についてご紹介してまいりたいと思います!すでに兵庫県民の方はもちろんですが、他府県から兵庫県に引っ越しする予定がある方や、旅行や出張などでお越しいただく方も必見です◎
兵庫県:方言の種類は6種類!?
関西弁のイメージが強い兵庫県!実は兵庫県民の間でもあまり知られていませんが、兵庫県では大きくわけて6つの方言が使われています。
ここでは、兵庫県内にはどんな種類の方言あるのかを見てまいりましょう!
兵庫県方言1:神戸弁
その名の通り、主に神戸市周辺の地域の方が使っている方言です。筆者の肌感としては神戸市~西宮市までの京阪神沿い出身者がよく使っているイメージ◎
神戸弁一番の特徴は語尾が「~しとぉ」「~しとん」という風になります。文字で見るよりも実際に話すとかなり特徴ある喋り方になるため、兵庫県在住者はこの語尾を聞いただけで相手の方が京阪神出身者であることを見破ります。
兵庫県方言2:播州弁
播州弁は主に姫路周辺で使われている方言です。筆者の肌感としては、神戸市のすぐ隣の明石市~姫路市、龍野市と割と広いエリアで使われているイメージ!以前、夜の人気番組でも取り上げられたため、「面白い方言」として一躍有名になりましたよね。
播州弁の特徴は、「なんどいや」「べっちょない」「ごーわく」など、独特な言い回しと、アクセント強めの発音が印象的で、何も知らずに聞くと一瞬怒られているような錯覚に陥ります・・・!
しかし、実際のところ播州弁を使う人からすれば「普通に喋っているだけ」とのこと。慣れてしまえば、意外と愛らしさを感じることもある方言です◎
兵庫県方言3:摂津弁
摂津弁は主に西宮市や尼崎市周辺など阪神地区で使われている方言です。兵庫弁の一種でありながら一部大阪でも使われている方言であるため、人によっては「大阪弁」と捉えることも◎
実際に神戸弁と大阪弁が混ざったような方言なので、多分地元の方であっても明確な聞き分けができる方は意外と少ないんじゃないかな?と思います!
さらに三田市では「てや敬語」と言って、「おっしゃっていた」を「言うてやった」など、独特の言い回しを使います。
兵庫県方言4:淡路弁
こちらもその名の通り淡路島で使われている方言です!特徴としては、隣接する和歌山県や徳島県の方言が入り混じっており、基本的にはゆったりとゆっくりと話す方が多い印象です。
淡路島も南部に行くと徳島の方言により近くなるため、同じ島内であっても北と南とで若干方言に差があるのも淡路弁の特徴です◎
筆者の友人(淡路島出身)曰く、祖父母世代の方が話す淡路島弁は自分たちの世代には理解が難しいとのことでしたので、意外となまりが強い方言かもしれません。
兵庫県方言5:丹波弁
丹波弁は、丹波・篠山地区で話されている方言です。特徴としては隣接する京都府の影響を大きく受けており、若干京言葉が混じっています。
例えば、疲れたやしんどいを「えらい」と表現したり、さようならを「さいなら」と表現したりと、どこかはんなりした話し方をします。
おっとりと温かみある話し方が特徴的で、一般的な聞き心地としては「優しい話し方だな」「丁寧だな」と感じる方が多い印象です◎
兵庫県方言6:但馬弁
兵庫県北部で主に使われている但馬弁ですが、隣接する鳥取県の影響を受けているため、若干標準語に近い発音をします。
兵庫県内の中では、一番関西色が強くない方言だと言われています◎
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