神社で挙げる神前式の当日の一般的な流れ
では早速ですが、神前式の当日の一般的な流れについてお話しします!
全く知らない単語だったり、知らない習慣も多いかもしれませんが、
事前に知っておくと当日の流れや希望もたくさん言えると思うので
これもぜひ参考にしてみてくださいね♩
1.手水の儀(ちょうずのぎ)
神社のお参りに行ったときに、入り口の端などにある溜めておる水で
手を洗ったり、口をすすいだりしませんか?
この儀式は実は神前式でもやるんです!
この儀式のことを「手水の儀」と呼ぶのですが
神殿に入る前に、参加者全員が身をお水で清めて行きます!
やり方としては
①まず右手でひしゃくに水を汲み、左手を清めていきます
②それに続いて右手と口も水ですすぎます
③最後に、用意されている懐紙という和紙で、口元や手などの水気をふき取っていきます。

2.参進の儀 (さいしんのぎ)
手水の儀が終わったら、早速神殿に導かれていくのですが、
それを「参進の儀」と呼びます!
簡単にいうと「出席者の入場」と言われることもあリます。
神社に奉仕する神職や巫女に導かれて、
新郎新婦をはじめ、両家の親、ご親族の順で本殿に向かって行きます。

3.斎主挨拶(さいしゅあいさつ)
ここで斎主についてですが、
「斎主」はいわゆる式の進行をつとめる神職のこと言いますので
ぜひ覚えておいてくださいね◎
この「斎主」から最初の挨拶が行われたあとに神前へ向かって全員で一礼をします。
つまり、これから式を見守ってくれる神様へ挨拶する意味を持っています。
4.修祓の儀(しゅばつのぎ)
挨拶が終わり、最初に行われるのが「修祓の儀」です。
これは神職が祓詞を述べ、身のけがれをはらい清めてくれる儀式なんです。
ちなみに祓詞とは、
神社の神主さんが神事や儀礼などを行う前に唱える祝詞になります♡
5.祝詞奏上(のりとそうじょう)
そして先ほど出ました祝詞なんですが、
祝詞とは神々に対し申し上げる言葉のことなんです!
「祝詞奏上」では神職が神にふたりの結婚を報告し、
幸せが永遠に続くよう祈っていきます。
6.三献の儀(さんこんのぎ)
「三献の儀」は「三々九度の盃」とも言われておりますが、
もしかしたら年明けなどでいただくお屠蘇を
思い浮かべたらいいかもしれませんね!
お屠蘇同じく、大中小3つの盃で新郎新婦が交互にお神酒を頂き、
夫婦の永遠の契りを結びます。
お屠蘇と違って、神酒には、繁栄や魔よけの意味が込められています。

7.指輪交換(ゆびわこうかん)
指輪交換って和婚でもあるんだと驚かれる方もいるかもしれません。
もともとは神前式にはなかった儀式なんですけど、
希望する人が多くなって、昭和30年代から一般的にも取り入れるようになりました。
キリスト教式の結婚式と変わらず、
お互いに結婚指輪を交換することで、永遠の愛を誓い合います。
8 誓詞奉読(せいしほうどく)
こちらは新郎新婦が、ふたりで夫婦になることを神様に向かって誓い、言葉を読み上げる儀式になります。
ここでやりがちな注意点があります!
実は誓詞を読むとき、実は誓詞を目線より下に下げてはいけないのです!
誓詞奏上は神様に対して行うものなので
下の方で持ってしまいますと失礼になってしまいます。
なので目線の高さで持つようにしてくださいね◎
9.玉串拝礼(たまぐしはいれい)
玉串とは、神さまが宿るとされる榊(さかき)という木の枝に、
紙垂(しで)や麻を結びつけたものになります。
なので「玉串拝礼」とは「玉串を神様にお供えする」儀式のことを指しますが
実はこの儀式の仕方は神社によって少し異なってくるのだとか!
もちろん所作については、前もって神職や巫女が説明を行ってくれるので安心してください♡

10 巫女の舞(みこのまい)
ふたりの門出を祝い、雅楽の調べに乗せて、巫女が舞を奉納する儀式のこと言います!
実はこちらも神社によってあったりなかったりとするので、
見学の時に一度確認してみるといいかもしれません◎
11 親族盃の儀(しんぞくはいのぎ)
こちらなんですが、両家が親族となる儀式になります。
6番目に出てきた三献の儀を思い出していただければ想像しやすいかもしれません!
ここでは巫女が親族全員にお神酒を注ぎ、
全員起立して一斉に3回で飲みほします。
12 斎主祝辞(さいしゅしゅくじ)
斎主挨拶で始まって、斎主の祝辞で式を締めます。
神職が式を執り納めたことを神に報告して一拝します!
13.退場
全てが終わった後に、退場をするのですが
入場とほぼ順番が変わらず
・神職
・新郎新婦
・仲人
・親族
の順番で退場して行きます!
神前式の衣装